「不適切にもほどがある」市郎“悪玉菌”妊活に“昭和気分発言”第9話もお断りテロップ連発!男の料理にも

[ 2024年3月22日 22:23 ]

金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」第9話。犬島渚(仲里依紗・手前)に事情を聞く小川市郎(阿部サダヲ・奥右端)たちは…(C)TBS
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 俳優の阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)は22日、第9話が放送され、現代においては“不適切”と感じられる劇中の表現に対し、恒例の「お断りテロップ」が表示された。

 <※以下、ネタバレ有>

 宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けるヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の阿部&宮藤氏&磯山晶プロデューサーが「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与える。

 第9話は「分類しなきゃダメですか?」。社内報のインタビューに応じた犬島渚(仲里依紗)。その記事を読んだ後輩・杉山ひろ美(円井わん)が、渚の発言は自分に対しての「アウティング」(本人の了解を得ることなく、性自認や性的指向を公に暴露すること)かつ「マタニティハラスメント」だと、カウンセラーの小川市郎(阿部サダヲ)に相談。市郎から事情を聞いた渚は、特定の誰かについて話したわけじゃないとショックを受ける。秋津真彦(磯村勇斗)は社内モニターとして登録中のマッチングアプリで証券会社勤務の矢野恭子(守屋麗奈)とマッチ。待ち合わせのため、市郎とともに喫茶「SCANDAL」へ…という展開。

 今回はまず開始約7分に表示。市郎と秋津は恋愛論を語り合う。秋津の手料理(アクアパッツァとケールのサラダ)に対し、市郎は「何これ!女が記念日に作りそうな、手の込んだ料理」「イライラするぅ!男は作んねえよ、こんなの。マグロのブツと、もつ煮だよ」と言い放った。

 「あくまで個人の見解です」

 開始約23分。渚がパワハラの疑いをかけられ、呼び出される。社内報が出ると、特定は不可能なはずの杉山に対して中傷やセクハラがあったという。人事部長の九品仏(池谷のぶえ)は資料を読み「よう杉山ちゃん、チョメチョメしてる?」などと具体例を挙げた。自分の発言だと分かり、市郎は「申し訳ございませんでした」と土下座。デリケートな妊活に対し「つい、昭和気分が抜けなくて。すいませんでした」と再び頭を下げた。

 栗田は「むしろ、僕ら一人一人の心に居座っている小さな小川さんの存在を認めて、駆逐しなければ」。瓜生(板倉俊之)が「放っとくと増殖しますからね」と重ねると、市郎は「悪玉菌みたいに言わないでぇ」と許しを乞うた。

 「この主人公は1986年から時空を超えて来たため、現在では不適切な発言を繰り返します」

 第2話(2月2日)以降、「注意喚起テロップ」の文言や表示のタイミングが変化しているが、宮藤氏と長年タッグを組む磯山氏は「これは完全に宮藤さんが『テロップが出て一番面白い方法』を図っているのだと解釈しています」と明かしている。

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