田中あいみ 浜田雅功に「女将」と呼ばれる演歌・歌謡曲界期待の星!大の虎党、目標は「アレンパ」?

[ 2024年3月22日 19:12 ]

スポニチ大阪本社を訪れた田中あいみ
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 歌手の田中あいみ(23)がこのほど、スポーツニッポン新聞大阪本社(大阪市北区)を訪問し、取材に応じた。2年前の「第64回日本レコード大賞」で最優秀新人賞を受賞した演歌・歌謡曲界期待の若手は、大好きな阪神タイガースにちなんで目標に“アレンパ”を掲げた。

 京都市出身。子どものころから父に連れられて行くスナックで演歌や歌謡曲に親しんだ。同級生は「AKB48」や「少女時代」が好きなのに、田中が歌うのは桂銀淑や秋元順子。小学6年生からは自宅の1階で両親がカラオケスナックを開店し、さらに中高年の歌が身近になった。夢は警察官から、高校1年で歌手に変わった。2019年、初めて受けたオーディションでグランプリに輝き、紹介された細川たかしに弟子入りし、21年11月にデビュー。トントン拍子で夢がかなった。

 デビュー当時、事務所スタッフから「新聞は見出しが大事。面白いこと言って来い」と助言され、スポーツ紙の記者らが集まる会見で大好きな阪神に掛けて「佐藤輝明のようなスーパールーキーになります!」と宣言した。発言を回収するかのように、レコ大最優秀新人賞受賞。大物新人ぶりを証明した。

 TBSテレビ「ハマダ歌謡祭 オオカミ少年」ではダウンタウン・浜田雅功から「女将(おかみ)」と呼ばれる。物おじせずズバズバしゃべるしっかり者。ハスキーでソウルフルな歌声が“ベテラン感”に拍車をかける。

 「浜田さんにかわいがっていただいて。違う現場でお会いしても“女将何してんねん”って。今ではLINE(ライン)友達です」と感謝。バラエティー魂に火が付き、自身の発言を反省もするし、研究もする。「基本、自分の番組見るの大好きなポジティブ人間です」と笑った。

 そんな努力もありバラエティー番組に引っ張りだこ。師匠・細川たかしの髪形を「未来のツーブロック」とイジるなど、奔放なキャラと関西弁で笑いを誘い、芸人からも高評価。ラジオにテレビ…順風満帆に仕事の幅を広げる中、本業でも新曲「私は私…」が好評を得ている。

 今年の目標を問うとまたもや阪神に絡めた「アレンパ」ときた。「レコ大で最優秀新人賞を取れたんで、次に狙うのは大賞です。新人賞と大賞のアレンパです」と説明。正確に言えば2年連続受賞ではないが、両賞を受賞すれば快挙には違いない。

 家族そろって阪神ファンで「昨年の日本一では家揺れた!」という。田中はサトテルファンかと思いきや「近本さんです」とにやり。「昨年はケガも多かったけど、ここぞで活躍してくれるのが近本選手。今季も間違いない!」と期待した。

 3月24日には大阪で初の単独公演をライブハウス「Soap Opera Classics」(大阪市北区)で開催する。「演歌好きな年配者はもちろん、“女将見に来た”って子どもや同年代のギャルママも。ファンは幅広いです。歌としゃべりを楽しみに老若男女問わず来てや。みんな来なあかんで」と笑顔で呼びかけた。

 円広志から「君は“女版やしきたかじん”にきっとなれるわ」と言われたという。歌でもトークでも出会う人の心をすぐにつかんでしまう才能と人間力。まだ23歳だというから末恐ろしい。

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