水原氏の処遇を決定づけたのは… 記事書いたロスの地元記者が語る水原氏解雇の内情

[ 2024年3月22日 18:06 ]

大谷(左)と水原通訳
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 ドジャース大谷翔平の通訳だった水原一平氏の解雇について、いち早く記事にしたLAタイムズのディラン・ヘルナンデス記者が22日、MBSテレビ「よんチャンTV」にVTR出演し、経緯を説明した。

 ヘルナンデス記者が米カリフォルニアに住む違法なブックメーカーが捜査を受けたという報告を聞いたのは、ドジャース開幕戦の取材で韓国に着いたころだった。しかも驚いたことに「ブックメーカーの顧客リストに大谷選手の名前があるのがわかった」という。「直接からんでいるのでは」と大谷自身の違法行為の可能性も視野に入れ、ヘルナンデス記者は1週間近く慎重に取材を続けた。しかし、最後に水原氏の名前が浮上してきたという。

 ヘルナンデス記者にインタビューしたMBSの大吉洋平アナウンサーは「開幕戦は通訳をしていた水原氏だが、解雇されると思っていなかったのか?」と質問。記者は「開幕戦の後に水原通訳が球団に話した内容は、借金ができて大谷選手が払ったみたいな雰囲気だったようです。そのとき、周囲にいた人たちは“クビになるような雰囲気ではなかった”と話しています」と関係者が感じた印象を伝えたが、その水原氏の発言に疑問を感じたのは大谷自身だったという。

 「あれ?おかしいな、と感じた大谷選手は“ぼくはお金を盗まれたんだ”と自ら球団にアピールしたようだ」と、ヘルナンデス記者は急転水原氏が解雇へと流れが変わったのは大谷の発言がきっかけだったと考えている。

 今後、米国で大谷が捜査を受ける可能性もあるが、ヘルナンデス記者は「正直そこまでインパクトはない」と楽観視している。米国ではギャンブルをできる州の方が多いため「法律違反となっても世間がすごく責めるわけではない」と指摘した。

 一方で、現在大きくクローズアップされているのは、水原氏が最初のメディアへの説明で「翔平が借金を肩代わりしてくれた」という発言。大谷は賭博の問題を承知で支払いに応じた可能性が取り沙汰されている。しかし、ヘルナンデス記者は「もしそうだとしても、アメリカでは大谷選手は友人のために素晴らしい行為をした、となると思う」と、米国では好意的に受け止められることを予想していた。

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