鳥山明さん急死 表に出さなかった私生活の姿 実は面倒くさがり 主要キャラ以外忘れる

[ 2024年3月9日 04:40 ]

漫画家の桂正和氏

 超人気漫画家であった鳥山さんはプライベートを明かさないことで知られた。交友関係もあまり広くはなく、人付き合いが苦手と公言。家族構成や素顔も83年放送の「徹子の部屋」で年上の妻で漫画家のみかみなちさんとのエピソードを語って以降は、積極的に表に出すことはなかった。テレビ出演することで近所のスーパーで指をさされ、サインを求められることが増えたため「テレビには二度と出ない」と決意。以降、公の場で素顔を出すことはめったになかった。

 お互いの作品に登場させるなど公私で親しかった桂正和氏は「電話をするたびに、疲れるほど笑ってました。面白い人だった。すけべで、可愛くて、毒舌で、謙虚で」と鳥山さんの人柄を明かした。

 面倒くさがりの性格だったことはファンの間で有名だ。「ドラゴンボール」では主人公の孫悟空らが変身する超サイヤ人の髪色を金髪にしたのが「ベタを塗る手間を省くため」というほどだった。

 1日1箱は吸う愛煙家でもあった。キャスターを愛用していたという。

 芸人を中心に結成されたバンド「jealkb」の活動を通して、鳥山さんと15年来の親交のあったお笑いコンビ「チキンナンバン」の大川知英(45)は本紙の取材に応じ「気さくで着飾らない本当に優しい方」と振り返った。プライベートでは携帯を持っておらず、連絡はパソコンメールだったという。ドラゴンボールのキャラクター、ベジータが大猿に変身するイラストを頼んだ際には「大猿ってどんなだっけ?」と忘れていたという。「主要人物以外忘れていかないと次のキャラクターが生まれない」と、その理由を話していたという。

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