橋下徹氏 1万5000円“インバウン丼”に「日本人にとって目指すべき値段」「良いモノが出てくる」

[ 2024年3月9日 16:41 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)が、9日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」(土曜11・55~)に出演。観光地でインバウンド(訪日客)向けに飲食の価格が高騰している現状に言及した。

 番組では東京都江東区の豊洲市場に隣接する観光施設「豊洲 千客万来」で本マグロ丼が6980円、6種のウニ丼が1万5000円で売られるなど、観光地で飲食の価格が高騰しSNS上で“インバウン丼”などと呼ばれていることを取り上げた。

 橋下氏は「日本人にとってこれが目指すべき値段」ときっぱり。「確かに観光客がちょっと高めのものを買ってるってのはあるかもしれないけど、世界標準で見ると丼にしてもラーメンにしてもヨーロッパは3000円ぐらいでしょ?それが世界標準の金額」と言い切った。

 続けて「その金額で、ちゃんと売り上げをあげて、ちゃんと賃金回すとかね。日本は価格が安かった」とし「価格が上がった方が良いものがどんどん出てくる」と持論を語った。

 そして「アメリカは確かに賃金高いけど、物価も高い。暮らしにくいって言われるけど、ああいう物価の経済だからこそiPhoneとか、ああいうものが生まれてくる」と指摘。「日本は今まで賃金が安くて価格も安かった。こういう慎ましやかな社会でいいじゃないかって思ってたところがあるけど、価格が上がる、物価が上がる、賃金が上がる。そういた世の中にならないと新しいモノが生まれてこない」と述べた。

 だからこそ、千客万来についても「日本人はあまり来ないかも分からないが、外国人にどんどんお金落としてもらうと、もっといい施設に生まれ変わる。日本人がまた賃金上がれば、ここに行けばいい。どんどんいいサイクルで高い価格を目指す社会がいいのか、どんどん切り詰めていく社会がいいのかどっちか」とした。

 その上で「若い人、若い世代で“成長いらない”とか、“しんどい”とか、若い学者が“資本主義はもういらないからやめよう”って、その本がバカ売れしてる。そんな世の中でいいの?切り詰めて切り詰めて成長しない。やっぱり、それは成長する中で良いモノが生まれて、新しいモノが生まれる」と語った。

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