東野幸治 鳥山明さん急逝は「世界的な損失」功績語る「本当に斬新」 「唯一の自慢」も明かす「嫁が…」

[ 2024年3月9日 15:58 ]

東野幸治
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 お笑いタレントの東野幸治(56)が8日深夜、パーソナリティ―を務めるABCラジオ「東野幸治のホンモノラジオ」(金曜深夜1・00)に出演。1日に急性硬膜下血腫のため死去した「ドラゴンボール」「Dr.スランプ アラレちゃん」などで知られる漫画家の鳥山明(とりやま・あきら)さんを追悼した。

 東野は「鳥山明先生がお亡くなりになってて、もうショッキングと言うかビックリと言うか」と切り出すと、「世代的に鳥山明先生の作品とか、なんか好きなキャラクターとか別れると思うんですけど、やっぱ僕の中では56歳、今年57歳になるのかな、だから少年ジャンプに初めて『Dr.スランプ』が載って、カラーの1個目に載った時の衝撃がいまだに忘れられへんのですけど」と回顧した。

 「本当にキャラクターデザインとか機械とか、今思えばほんまべたやけど、スーパーマンを“梅干し食べてスッパマン”とか、中1ぐらいの時にめちゃくちゃ面白いし、(スケボーがあったら)寝転ぶし、ニコチャン大王とかも、地球を制服するとか言うて、ケツの大王(頭に尻があり)で、おならしたら臭いとか、そういうそれぞれのキャラクターも立つし、使ってるメカとか物とか乗り物とかも、今思えば本当に斬新と言うか」と絶賛した。

 「それまでの少年ジャンプ読んでたんですけど、『男一匹ガキ大将』とか、『朝太郎伝』とかいう漫画があって、要は中学高校の不良漫画で日本統一しようという、今考えたらめちゃくちゃなんやけど、ケンカして、どんどんデカしていこうという漫画とかが多かったんで」と言い、「本当に少年ジャンプって鳥山先生の登場によっていろいろ『キン肉マン』であったりとか、『北斗の拳』とか『SLAM DUNK』とかさかのぼっていったらね、『幽☆遊☆白書』であったりとか、『きまぐれオレンジ☆ロード』とか『シティーハンター』とか『ブラック・エンジェルズ』とか、まあまあそれから圧倒的部数で」「それの言うたら第一歩というか第一作が『Dr.スランプ』で始まっていって」と称えた。

 「Dr.スランプ」はアニメ化され、「人気、流行語になって。グッズもたくさん売れて大成功で、その後少しして『ドラゴンボール』が始まって」と東野。

 「ドラゴンボール」については最初は読んだり読んでいなかったりしたというが、「やっぱり天下一武道会からやっぱりまたがっつり読みだして、それがバカ当たりして、なんか神様出てくるってどういうこっちゃみたいな面白さから、少年ジャンプが努力、友情、勝利みたいなスローガンで、同じように『キン肉マン』もギャグ漫画から戦いになったりとか」と言い、「『幽☆遊☆白書』も『ゴースト/ニューヨークの幻』のパロディみたいな感じで始まったけど、なんかヤバイヤバイ打ち切りかなっていう時ぐらいに、おそらくですけど勝手に漫画家の先生が書きたいことと集英社側の書かせたいことがどうも合わんかった時ぐらいに、バチンって当たって戦いものにしてそれも飛躍的に伸びたっていうところで言うと、功績は凄く大きいのかなと思いますし」と評価した。

 さらに「あとドラクエでしょ、ドラクエのキャラクターデザインを鳥山先生は全てやってるっていう」と人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズのキャラクターデザインに触れ、「もうほぼこの3つ」と功績を挙げた。

 東野は昨年年末に2023年夏から劇場公開された映画「SAND LAND」を偶然見ていたとし、「見たら相変わらずデザインカッコいい、乗り物とか武器とかキャラクターやなと思って。もちろんそれもヒットしましたけどっていう鳥山先生がお亡くなりになってて、いやもうこれ世界的な損失もありますし」と悼んだ。

 また「なおかつ最後まで、昔のデビュー当時の写真はあるけど、ずーっと作者のところはあのなんかガス除けマスクしたようなデザインの似顔絵に終始してて、ずーっと名古屋に住んでらっしゃったってことしか分からないから、前に出て行く漫画家さんもたくさんいるけど、逆に言うと全く出て来ない方で」と印象を語った。

 「唯一の自慢はずっと名古屋に住んでる鳥山明さんが結婚されて奥さんにお子さんが生まれる時かな、病院がうちの嫁が一人目産む時の病院なんですよ」と告白。時期は被ってはいないものの、「うちの嫁も実は名古屋でして」「我が家ではたまにそんな話も出たりしますわな」と誇らしげに語ってみせた。


 

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