鳥山明さんの命を奪った急性硬膜下血腫 転倒、事故、けんかなどが契機に

[ 2024年3月9日 04:40 ]

急性硬膜下血腫
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 鳥山さんの死因となった急性硬膜下血腫は、主に頭に強い衝撃を受けることにより脳の血管が傷ついて出血し、脳を覆っている硬膜と脳の間に血だまりができた状態をいう。

 脳が損傷し、血腫が脳を圧迫するため意識障害、半身まひなどの症状を伴うことが多い。脳の血管がもろくなっている高齢者に多く転倒、交通事故、格闘系スポーツ、けんかなどが契機になる。

 2011年1月には俳優の細川俊之さんが自宅で転倒して頭を強打、22年10月にはザ・ドリフターズの仲本工事さんが交通事故で頭を強く打ち、ともに急性硬膜下血腫で亡くなった。

 血腫が大きい場合は開頭手術、小さく症状が軽度の場合はカテーテルを挿入して血腫を取り除くこともある。死亡率は60%以上と高いが、元プロボクサーで俳優の赤井英和のように開頭手術後、社会復帰した例もある。

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