書店が追悼コーナー設置　「世代を問わずお世話に」　鳥山明さんしのぶ声

書泉グランデの棚に並ぶ鳥山明さんの作品＝8日、東京都千代田区
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　漫画家鳥山明さんの訃報が伝えられ、東京都内の大型書店では9日までに、コミック売り場に追悼コーナーが設置された。訪れた人たちは足を止め、単行本を手に取ったり見つめたりしていた。

　ジュンク堂書店池袋本店は、8日に死去が報じられた直後に「ドラゴンボール」の単行本などが並ぶ棚2カ所に「追悼　鳥山明先生」と掲示。

　コミック担当の山口由香里さんは「世代を問わず多くの人が鳥山さんの作品にお世話になったと思う。私もドラゴンボールに親しんできた。恩人がいなくなってしまった気がします」としのんだ。

　本の町、神田神保町にある書泉グランデでは鳥山作品の在庫確保のため、急きょ出版社に問い合わせたが、入荷の見通しは立たないという。広報担当者は「全国の書店から連絡が殺到しているのではないか」と話した。