亀井正貴弁護士 パソコン破壊“ドライバー池田”に「あまりにも露骨な証拠隠滅だと思います」

[ 2024年1月26日 12:40 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
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 元大阪地検検事で弁護士の亀井正貴氏が26日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)にリモート出演。自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入)の疑いで逮捕された衆院議員池田佳隆容疑者(57)=自民除名=について言及した。

 池田容疑者の事務所のパソコンが、ドライバーのようなもので壊されていた疑いのあることが判明。東京地検特捜部は池田容疑者の指示で証拠隠滅を図ったとみて捜査している。特捜部は勾留期限の26日、同法違反の罪で池田容疑者と政策秘書柿沼和宏容疑者(45)を起訴する。

 池田容疑者は安倍派に所属していた。同派の裏金は2018年以降の5年間で6億円規模に上り、池田容疑者側の裏金は計約4800万円と高額だった。

 逮捕容疑は共謀し、18~22年、派閥からパーティー券の販売ノルマ超過分として計4826万円の還流を受けたのに、その分を除いた虚偽の収入を資金管理団体「池田黎明会」の各年の政治資金収支報告書に記入した疑い。

 亀井氏は「判断を完全にミスっている愚かな行為だと思うんですよね。本来、政治資金規正法であれば、議員を逮捕するということは普通はないので、これ(ドライバーによる証拠隠滅行為)が身柄(拘束)を誘因してしまっているんですよね」と言い、「データの証拠だったら復活することは可能ですが、物理的に破壊したらなかなか難しいから、あまりにも露骨な証拠隠滅だと思いますね」と自身の見解を述べた。

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