廣津留すみれさん 京アニ放火殺人で死刑判決、裁判員に触れ「感情論にならずに自分の言葉で整理するのは」

[ 2024年1月26日 08:55 ]

廣津留すみれさん公式インスタグラム (@sumire_vln)から

 ハーバード大と、世界最高峰の音楽大学の1つのジュリアード音楽院を卒業したバイオリニストの廣津留(ひろつる)すみれさん(29)が26日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。36人が死亡、32人が重軽傷を負った2019年7月の京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判で、京都地裁は25日、殺人罪などに問われた無職青葉真司被告(45)に求刑通り死刑判決を言い渡したことについてコメントした。

 増田啓祐裁判長は最大の争点だった被告の当時の精神状態について「心神喪失や心神耗弱の状態ではなかった」と述べ、完全責任能力を認めた。量刑理由では「危険で残虐な犯行で、命の尊さを全く顧みず、36人の命を奪った罪の責任は極めて重い。死刑を回避する事情はない」とした。

 弁護側は建物の構造により被害が拡大した側面があると訴えた。判決は、「防火対策に問題はなく建物構造の影響は限定的だ」と退けた。

 判決によると、19年7月18日午前10時半ごろ、社員ら70人がいた京アニ第1スタジオに侵入し、社員やその周辺にガソリンを浴びせかけ放火。36人を殺害し、32人に重軽傷を負わせた。

 廣津留さんは「正直、このニュースを見るだけでも本当につらくて目をそむけたくなるようなことばかりでしたけれども、実際に裁判員の方は、メディアに出ていない現場の状況の細かいところも見ていらっしゃるわけで、そして、すべてを起こした犯人が目の前にいてというのは強烈なインパクトですし、ここでなかなか感情論にならずに自分の言葉で整理するというのは、めちゃくちゃ難しいことだと思います」と言い、「だから本当に心理的に自分がどうコントロールするというのは凄く難しいことなんだろうと思います」と自身の思いを話した。

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