長嶋一茂 京アニ放火殺人、死刑判決に「裁判員の方のご負担というのは、われわれが本当に想像できない…」

[ 2024年1月26日 08:43 ]

長嶋一茂
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 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(57)が26日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。36人が死亡、32人が重軽傷を負った2019年7月の京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判で、京都地裁が25日、殺人罪などに問われた無職青葉真司被告(45)に求刑通り死刑判決を言い渡したことについてコメントした。

 増田啓祐裁判長は最大の争点だった被告の当時の精神状態について「心神喪失や心神耗弱の状態ではなかった」と述べ、完全責任能力を認めた。量刑理由では「危険で残虐な犯行で、命の尊さを全く顧みず、36人の命を奪った罪の責任は極めて重い。死刑を回避する事情はない」とした。

 弁護側は建物の構造により被害が拡大した側面があると訴えた。判決は、「防火対策に問題はなく建物構造の影響は限定的だ」と退けた。

 判決によると、19年7月18日午前10時半ごろ、社員ら70人がいた京アニ第1スタジオに侵入し、社員やその周辺にガソリンを浴びせかけ放火。36人を殺害し、32人に重軽傷を負わせた。

 一茂は「裁判員の方のご負担というのは、われわれが本当に想像できないくらい大変なことだったと思います。公判回数23回、1回の公判に何時間かかったのか。また、それに対する思いとかも含めてその期間ずっと私生活にいたるまでこのことを考えていらっしゃったと思います」と述べ、「人が人を裁く難しさというのは、もちろん裁判員の方たちも血の通った人間ですから、どういうふうな判断、判決にしていくのかっていうところは皆さん考えられたと思うんですけれども、本当に残虐非道な事件だったので、いろんな物的証拠、例えば目を覆いたくなるような映像とか写真とかも含めて現実を見てもらわないと結局判断ができないということで見させられた部分もたくさんあったと思う。まずは裁判員の方には本当にお疲れさまでしたということをお伝えしたいなと思います」と話した。

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