後藤大&岡野海斗が出演するショートムービー「絵掻きうた」が13日から東京・渋谷で上映

[ 2023年5月13日 00:00 ]

「嘘」をテーマにしたショートムービープロジェクト「嘘の起源」の「絵掻きうた」に出演した後藤大(左)と岡野海斗
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 「嘘」をテーマにしたショートムービープロジェクト「嘘の起源」の第1弾作品が、13日から東京・渋谷のユーロスペースで上映される。「絵掻きうた」(監督杉岡知哉)には、俳優の後藤大(28)と岡野海斗(22)が出演する。「相手の抱える気持ち」が絵に表れてしまう似顔絵描きの薫(後藤)と、複雑な過去を持ち、人探しをしている直(岡野)が織りなす物語。

 後藤は幼い頃から絵が得意だったといい、「杉岡監督が僕が絵ができることを知っていてくれて、当て書きじゃないですけど、全部似顔絵も自分で描いてほしいという話になって、色々絵の方向性とか役の方向性を話しながら決めていった。後藤大自身の性格とかに近い役柄だなと思って、割とクールでドライで、人当たりがあまり良くなさそうに見えるけど、実際は人が好きだったり話すのが好きだったり。役作りは元の自分が結構強く出せたのでやりやすかったですね」と撮影を振り返った。

 一方、岡野が演じる直は「名前は素直だけど、実際素直に表現しない。僕はちょっと真逆なので、直は素直に色々受け入れるんですけど、行動に移さないタイプだと思うんですけど、僕は素直に感じたら素直に表現する人。そこがちょっと難しかった。しかも僕は家族がめちゃくちゃ仲良しなんですよ。だからちょっと表現しづらいかなと思ったんですけど、自分が家族仲良いからこそ、こうなったら嫌だなと思って、悲しい気持ちで演じることはできました」と話した。

 2人は昨年から人気舞台「ヒプノシスマイク―Division Rap Battle―」で共演。同じチームということもあり、今作の撮影前から気心の知れた仲だった。後藤は「久しぶりの映像作品だったので最初は苦労したんですけど、やっぱりやりやすかったですね」、岡野も「大くんと一緒で率直に嬉しいなっていうのと、初めての映画だったんで、結構ドキドキはありましたね。映画の撮影ってこういう風に進んでいくんだみたいな。ドラマはあるんですけど、全体を通して見ることがなかったんで、クランクアップまでこうやって作られていくんだなっていうのですごくいい経験になりましたね」。

 岡野は「okano_skywalker」の名義でラッパーとしても活動しており、今作の主題歌「COLOR」も自ら手がけた。「人間関係の複雑に絡み合う部分とかをあんまり深刻になりすぎず、ちょっと前向きに表現したくて歌詞を書いてて、あとはサビの部分もそうですけど、色んな色が出てくるんですよ。曲名もカラーですし、そういう絵描き歌とかに重ねて絵を描くっていうのも事前に聞いてたから、やっぱり自分の人生とかそういうのを絵に描くみたいな人生感じに。自分の人生を自分で彩っていくみたいな。そういうのとか色々考えて歌詞を書きました」と制作の裏側を明かした。

 嘘をテーマにした作品を2人はどう見てもらいたいと考えているのか。後藤は「誰しも秘密とか、自分人に言えない嘘を絶対持ってると思うんですけど、それがどんどん大人になっていくうちに言いたくても言えなくなったり、頑固になってしまったりして、それを吐き出せなくて、人との距離ができてしまったりすると思う。ですけど、それこそ直みたいにちゃんと心の底から最後に思ってることを言えるような人の方が楽だし、そうした方が人とのめぐり合わせも良くなるかなと思って。見てくれた人は自分で抱えてるモノがあったら、少しでも周りの家族とか友達に話して吐き出してみたり、一歩前に進めるような、明るい作品になったらなと思ってます」。岡野も「そんなに嘘をつかなくていいのかなと思ってて。名前が直ってことで、素直でいいんじゃないかなと思って。日常生活でも自分は無理して笑ってても、絶対そう思ってないでしょって思われる瞬間もある。だから嘘をついてていいことないなと思ってて。わかんないですけどね。ついていい嘘もあると思うんですけど、僕は結構なんでも言っちゃうタイプなんで、だからあんまり抱え込まない。そういう面で言うと、素直になった方がいいんじゃないか、と思いますね」と持論を明かした。

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