伊藤咲子 美声の秘訣はゴルフ「90歳過ぎてもプレーしたい」

[ 2023年5月12日 05:01 ]

ゴルフに夢中!スインググをする伊藤咲子(撮影・篠原岳夫)
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 著名人に健康や元気の秘訣(ひけつ)を語ってもらう企画「だから元気!」。今回は「ひまわり娘」などのヒット曲を持つ伊藤咲子さん(65)です。来年にデビュー50周年を控え、ステージで変わらぬ美声を響かせる秘訣はゴルフ。病気を乗り越え、真夏のひまわりのような情熱をゴルフに注いでいます。(構成・前田 拓磨)

 40年くらい前、仕事のスタッフの勧めで「とりあえずやってみようか」と初めてクラブを握りました。全然興味がなかったんですけど、実際に全然面白くなくて、すぐにやめたんです。次のきっかけは35歳くらいの時。意外とボールを打つことができたんですよね。そこから15年くらいやって、お休みして、真剣にやり始めたのが、今の主人と一緒になってからなので14年ほど前。主人が凄くゴルフ好きなので、2人で会員権を買って夢中になってやっています。

 昨年12月からレッスンに通うようにもなりました。週1日なので月4回くらい。それまではぶっつけ本番でコースに出ていたんですけれども、レッスンを始めて結構いい感じになっています。練習は本当にうそをつかないですね。トップの位置が凄く変わって、一時はドライバーが140ヤードくらいだったのが10ヤードほど伸びました。あとコースマネジメントも良くなりました。性格的にいちずなので、また夢中になれるものができました。

 こだわりは、なるべくカートに乗らないとか。あと、やっぱりお昼ご飯も楽しみなんですよ。初めて行くところはレストランから入るんです。ウエアも全部、可愛いのをそろえて、それをショップに買いに行くのも凄く楽しみ。「この新作可愛いな」とか。ワクワクすると自然と笑顔も出るし、メンタル的に凄く落ち着きます。このワクワクが私の健康の一つなんですよ。

 6、7年前に旅行でハワイに行ったときもゴルフざんまい。カポレイという有名なゴルフ場に行きました。ハワイには何回か行っていますが、ゴルフ漬けで一日も買い物せずに帰ってきたこともあります。だから母と姉にはごめんね、お土産もないって感じ(笑い)。さすがに翌年は1日買い物しましたけど。

 52、53歳の頃だったかな。飛距離を伸ばそうと、筋トレマシンで体をいじめ抜いたことがあるんですよ。そうしたら、膝を壊してしまって、ぎっくり腰にもなりました。それ以来そっち系のジムには行っていません。ゴルフをやりたいなら「自分の体に耳を傾けてあげる」ということを凄く勉強させてもらいました。

 あとは万全な体調で仕事もゴルフもやりたいから、ある時期は2週間くらいグルテンフリーの生活をしています。闘病(子宮腺筋腫、急性腎盂=じんう=腎炎)の経験から、何はなくとも食かなと感じましたね。太りすぎも痩せすぎも、良くないと思うんです。だから具だくさんのお味噌汁とか、やっぱりバランスのいい食事をきっちりと取ってね。食も気をつけて、ケガも気をつけて。視野を広げる。歌と同じぐらいゴルフが好きだから。生涯スポーツだと思っているし、私の栄養剤。90歳を過ぎても元気にプレーしたいと思っています。

 ◇伊藤 咲子(いとう・さきこ)1958年(昭33)4月2日生まれ、東京都出身の65歳。73年、15歳の時に出場した日本テレビの「スター誕生!」で優勝し芸能界入り。74年に「ひまわり娘」でアイドル歌手としてデビュー。愛称はサッコ。89年に結婚し、歌手活動を休止。病を乗り越え、03年に活動再開。04年に離婚し、10年に現在の夫と再婚。好物はラーメン。

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