「男に生まれたかった」寺島しのぶ ラミちゃんからの“金言”に感銘「救われている気がするな」

[ 2023年5月12日 23:10 ]

寺島しのぶ
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 女優の寺島しのぶ(50)が、12日放送のNHK・Eテレ「スイッチインタビュー」(金曜後9・30)に出演し、元DeNA監督アレックス・ラミレス氏(48)からの言葉に感銘を受ける一幕があった。

 歌舞伎の名家に生まれ、自身は女優として活動する寺嶋と、日本球界で選手、監督として活動し、野球殿堂入りも果たしたラミレス氏という異色対談の第2弾。ラミレス氏の質問に寺嶋が答えた。

 自身は女性のため、歌舞伎俳優になれないという運命を恨み、歌舞伎を見なくなった時期もあったという。「5歳下の弟がいて、弟は若くして歌舞伎の舞台を踏んでいるわけですよ。“私は表現することがこんなに好きなのに、何で客席にいなきゃいけないんだ?”とずっと思ってて」と、ラミレス氏に訴えた。

 一方で、現在は女優業をセーブし、今月、歌舞伎座で初舞台を踏んだ一人息子の尾上眞秀(まほろ、10)のサポートに回っている。そんな寺嶋に対し、ラミレス氏はこう激励した。「もしあなたじゃなかったら、歌舞伎のことが嫌いになって、離れてしまうかもしれないけど、あなたは戻ってきて、歌舞伎をサポートしている。息子さんを産んで、歌舞伎俳優のいとこ同士、仲がいい。それはとてもすばらしいことだと思う。歌舞伎はあなたの人生の一部だし、だから歌舞伎をサポートして…。それがあなたが女性として生まれた意味です」。

 ラミレス氏の言葉に、寺嶋は「そういうふうに言っていただけると、救われている気がするな」と感銘を受けた様子。「“男に生まれたかった”というのは女優になってからずっとしゃべっていますけど、“結果、女で良かった”という、ここまできたという言葉をいただけたのは初めて。それはうれしい」と笑顔で感謝していた。

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