松尾スズキ 京都芸術大学舞台芸術研究センター教授に就任  学生とともに舞台芸術作品を創作へ

[ 2023年4月13日 11:42 ]

松尾スズキ
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 作家、演出家、俳優で劇団「大人計画」主宰の松尾スズキ(60)が京都芸術大学舞台芸術研究センターの教授に就任した。4月1日付。京都芸術大学が13日、発表した。

 「松尾スズキ教授が学生とともに舞台芸術作品を創作するプロジェクトがスタートし、来年2月に京都芸術劇場春秋座(京都芸術大学内)で作品を発表します」としている。

 プロジェクトについて「全学科の学生に対して募集・選抜を行い、最終成果として作品を京都芸術劇場春秋座で発表します。作品は読売文学賞受賞作でもある「命、ギガ長ス」(作:松尾スズキ)。場面ごとに演者を入れ替える形で上演を目指します。演劇創作における発想の仕方や身体論まで舞台芸術のみならず芸術全般を考察し、その特性について理解した上で、舞台芸術作品公演を行う実践的なプロジェクトです」としている。

 ◇松尾 スズキ(まつお・すずき)1962年(昭37)12月15日生まれ、福岡県出身の60歳。1988年、劇団「大人計画」を旗揚げ。2008年映画「東京タワーオカンとボクと、時々、オトン」で第31回日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞。出演作としては、主演したテレビドラマ「ちかえもん」は第71回文化庁芸術祭優秀賞ほか受賞。
小説「クワイエットルームにようこそ」「老人賭博」「もう『はい』としか言えない」は芥川賞候補に。主演したテレビドラマ「ちかえもん」は第71回文化庁芸術祭優秀賞ほか受賞。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」、大河ドラマ「いだてん」では伝説の落語家・橘家円喬を演じて話題となった。2020年からBunkamuraシアターコクーン芸術監督に就任。 

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