“ターミネーター”が破壊ではなく修復 シュワルツネッガー氏が陥没した道路の穴を自分で埋める

[ 2023年4月13日 08:08 ]

陥没した穴を自分で埋めるシュワルツネッガー氏(AP)
Photo By AP

 映画「ターミネーター」などに出演し、2003年から2期7年、カリフォルニア州知事を務めた俳優のアーノルド・シュワルツネッガー氏(75)が、ロサンゼルス市内の高級住宅街、ブレントウッドで道路工事を自分で行った。

 カリフォルニア州では3月に記録的な大雨に見舞われ、その影響でロサンゼルス市内の道路は各所で陥没。ブレントウッドの道路にも穴が開いていた。ロサンゼルスのカレン・バース(69)市長によれば、昨年12月30日以降、陥没の修理依頼が1万9692件あり、このうち少なくとも1万7549件は工事を完了。しかしブレントウッド周辺はまだ工事に至っていなかったようで、シュワルツネッガー氏は近所の協力者とともに、自分でコンクリートなどの資材を調達して長さ2メートル、幅50センチほどの穴を埋めてしまった。

 このとき付近を通った女性のドライバーは人気俳優に向かって感謝の意を示し、作業靴を履いていた同氏は「どういたしまして」と会釈。そこにはターミネーターのような威圧感?は影を潜めていたとAP通信は報じている。

 シュワルツネッガー氏は11日に自身が担当した工事についてツイート。「ここ数週間、車や自転車が穴に巻き込まれていて住民たちはみんな怒っていた。ただいつも私は“文句を言うより何かをしよう”と言っている。だから仲間とともに修復したんだ」と“DIY”についてコメントしていた。

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