羽生九段 3年ぶり王座戦挑戦者決定T出場 歴代3位佐藤康九段との167局目制す

[ 2023年4月8日 05:09 ]

王座戦で同一カード167局目となり、歴代3位に並んだ羽生善治九段(左)と佐藤康光九段(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の羽生善治九段(52)と佐藤康光九段(53)が7日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた王座戦2次予選8組決勝で対戦し、先手の羽生が117手で勝利した。

 両者の対局は167局目となり、同一カード数としては大山康晴15世名人VS升田幸三・実力制第4代名人に並ぶ歴代3位。このカード112勝目を挙げた羽生は3年ぶりの挑戦者決定トーナメント出場を決めたこともあり「偉大な先輩の記録と並んだのは光栄です」と柔らかい表情。一方で佐藤は「(羽生に)一番負けているので、あまり威張れる記録ではないのかな」と小声で話した。日本将棋連盟会長でもある佐藤は、6月上旬での退任をすでに発表。後任には役員に立候補した羽生が有力とされている。

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2023年4月8日のニュース