藤井王将 最年少6冠へ「いい内容の将棋を」“乗り鉄”楽しみ新潟入り 5日棋王戦第3局

[ 2023年3月5日 05:05 ]

第48期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第3局を前に、検分する渡辺明棋王(左)と藤井聡太5冠
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( 今日棋王戦第3局/) 将棋の第48期棋王戦5番勝負は5日、新潟市の新潟グランドホテルで第3局が行われる。4日は渡辺明棋王(38)=名人との2冠=、挑戦者・藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=が現地入りし、対局場検分など前日行事をこなした。

 棋王戦10連覇中ながら、今シリーズ成績0勝2敗でカド番に立つ渡辺は「厳しい状況だが、目の前の対局を一つ一つ(戦う)しかない。意地を見せられるようにやっていきたい」と話し、初の棋王位獲得と同時に史上最年少6冠に王手をかけている藤井は「連勝を意識せず、これまでの内容を踏まえ、いい内容の将棋ができるよう頑張りたい」と穏やかにコメント。上越新幹線で現地入りした渡辺に対し、藤井は長野経由で北陸新幹線と信越本線特急「しらゆき」を乗り継いだという。沿線の雪景色を楽しみながら「乗り鉄」らしく英気を養った。

 第3局は5日午前9時に藤井の先手で開始。持ち時間はともに4時間で、終局は夕刻以降の見込みだ。 (我満 晴朗)

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