「どうする家康」本多正信“最後の悪知恵&裏切りの理由”一時退場にロスも「無双」ネット松山ケンイチ絶賛

[ 2023年3月5日 20:45 ]

大河ドラマ「どうする家康」第9話。“最後の悪知恵”を閃く本多正信(松山ケンイチ)(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は5日、第9話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第9話は「守るべきもの」。松平家康(松本潤)は三河一向一揆を鎮圧。一向宗側の軍師だった本多正信(松山ケンイチ)と対峙した。

 弁明しない理由を問われると、正信は「過ちを犯したのは、殿だから。殿は、阿弥陀仏にすがる者たちの心をご存じない」「仏にすがるのは、現世が苦しからじゃ。生きているのがつらいからじゃ。殿が、おまえが、民を楽にしてやれるのなら、誰も仏にすがらずに済むんじゃ」「この大たわけが!悔いなければならぬのは、殿でござる」などと訴え。“裏切り”の理由が明かされた

 正信の過去も描かれた。8年前、正信(弥八郎)は大久保忠世(小手伸也)と敢えて盗賊に悪さを促し、尾行して一網打尽に。そこで遊び女になっていた幼なじみ・お玉(井頭愛海)と再会。体の具合がよくないお玉を寺内町に連れ戻したが、お玉は阿弥陀仏にすがりながら息を引き取った。

 “守るべきもの”は民と家臣だった。家康は「とうに悔いておる」「だが、この国を立て直さねばならぬ。そのために、過ちをすべて引き受け、わしは前へ進む」と涙の決意。正信は切腹や打ち首も辞さないが、家康は「本多正信、この三河から追放とする。二度と戻ってくること相ならぬ」の処分に留めた。

 本證寺の住職・空誓(市川右團次)と和睦したものの、家康は寺を元通りにする気はない。悩む家康に、正信は「寺があった場所は元の元は野っ原なり。元の野っ原に戻~す、でいかがかな」。“最後の悪知恵”を授けた。

 SNS上には「松山ケンイチ無双」「松ケンの存在感が凄すぎ」「お誕生日に本多正信メーン回。うれしい」「回想でも悲しすぎる再会」「切ないし、にがさの残る一向一揆編」「策を置き土産に、とは正信らしい去り方」「この世は地獄。それを極楽に変えよう。なるほど正信が一揆勢に加担する理由も、のちに家康につく理由も筋が通る」「こっちから見たら、正信の言うことは至極もっともなんだけど、徳川家臣団から見たら、そら一生憎まれ嫌われるであろうな、という正信、たまらん」などの声が続出。松山の演技とストーリー展開が反響を呼んだ。

 史実としては、本多正信は出奔後に帰参。徳川家康の天下獲りに不可欠な男になる。「早よ帰ってきてね~」「当分出ないのが悲しい」「再登場楽しみ」などと“松山ケンイチ&本多正信ロス”の声も上がった。

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