【どうする家康 大河絵(どうする絵)】第8話 裏切り、動揺…どうする傷だらけの忠臣たち

[ 2023年3月5日 12:01 ]

イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「どうする家康」第8話大河絵 裏切り、動揺…どうする傷だらけの忠臣たち
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は5日、第9話が放送される。

 昨年の三谷幸喜氏脚本「鎌倉殿の13人」のイメージイラスト全48話分と3枚の“大河絵巻”を描いたイラストレーター石井道子氏。“大河絵”“鎌倉絵”“殿絵”と人気を博した。大河ドラマ62作目となる「どうする家康」でも、前作「鎌倉殿の13人」に負けず劣らない“クセ強”キャラたちを石井氏が描いていく。

 第8話は「三河一揆でどうする!」。本證寺から年貢を徴収しようとする松平家康(松本潤)に対し、一向宗徒が三河各地で一揆を起こした。「三方ヶ原の戦い」「伊賀越え」と並び、家康の3大危機とされる「三河一向一揆」。武力で抑え込もうとするが、有能な軍師がいるらしく、すべての作戦が裏目に出る。周囲の領主も寝返る中、家康は服部半蔵(山田孝之)に寺へ潜入し、内乱を仕掛けることを命じる。そして、半蔵が目にした空誓(市川右團次)を補佐する“軍師”の正体とは…という展開。

 神々しく5話ぶりに“再登場”した師・今川義元(野村萬斎)が家康に問うた「この国の主は、誰ぞ?」。「我らは民に生かしてもらっておるのじゃ。民に見放された時こそ、我らは死ぬのじゃ」その民との戦い…。

 本證寺から年貢を徴収し自ら戦いの陣頭指揮も執る家康を毒突く鳥居忠吉(イッセー尾形)、気が進まない中でも戦い傷ついた大久保忠世(小手伸也)、一向宗徒側の調略作戦に心揺れる平岩親吉(岡部大)や鳥居元忠(音尾琢真)、葛藤の末に寝返る夏目広次、裏切りを悔い命懸けで体を張り家康を救った土屋長吉重治(田村健太郎)…。家康陣営の動揺、裏切りで泥沼化した三河一向一揆のさまざまな表情を石井さんが描く。どうする、どうなる、傷だらけの忠臣たち――。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2021 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2021 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでは昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続いて2度目の大河絵連載。

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