安住紳一郎アナ “皇室特番担当”として定員26人の部署を取材「伝統芸能の中で最も古いと言われている」

[ 2023年2月19日 14:31 ]

TBSの安住紳一郎アナウンサー
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 TBSの安住紳一郎アナウンサー(49)が19日、パーソナリティーを務める同局ラジオ「安住紳一郎の日曜天国」(日曜前10・00)に出演し、“皇室特番担当”として取材に行ったことを明かした。

 安住アナは、オープニングトークの中で、「皇室スペシャルの話をしたいと思います」と切り出し、「ここ15年くらい、私は皇室特番の担当をしているんですけど、アナウンサーは大体、2、3の決まったテーマをずっと取材したりするんですけれども、私は縁がありまして皇室の番組の担当につく機会が多くて、比較的に宮内庁案件の取材などをする機会に恵まれているんですが、最近、コロナも少し落ち着いてきましたので久しぶりに外での撮影を先日にしてきました」と報告した。

 宮内庁関連の取材では、簡単に撮影許可は出ず、長く交渉して条件がうまくそろったタイミングで広く活動を知ってもらうという大義のもと、民放局の取材は奇跡的に実現するといい、2年前には千葉県市川市行徳地区にある宮内庁新浜鴨場の取材をしたことをこの番組で紹介したことを振り返った。そして「私が言うのもなんですけど、皇室の仕事の役目の1つとして日本の伝統文化、技術の伝承ということの活動されている」と説明。鴨場の鴨猟のほか長良川の鵜飼いの文化、古式馬術の伝承などがあるとし、「今回、話を聞きに行った所が、皆さん、知ってらっしゃいますかねえ、どうですかねえ。すごく大きな組織があるんですが。宮内庁楽部っていうところがあるんですよね。雅楽ですね。音楽をやっている部署があるんですけれども、意外に知られていないかもしれませんが、日本の数ある伝統芸能の中でこの雅楽が最も古いと言われている。篳篥(ひちりき)笙(しょう)琵琶(びわ)鼓(つづみ)とかですね。歴史は900年代かな、1100年超えてると言っていましたね」と、宮内庁楽部の取材に行ったことを明かした。

 そのうえで「宮内庁楽部、定員26人。うーん、入るには2年くらい試験があるみたいですけど」と言い、「雅楽の世界、当然、平安時代から続いているんで世襲制が原則だったんですよね、江戸時代までは。それぞれの家が決まっているんですよね、大体。今は音楽大学から来た人もいるんですけど、どうしたって1000年近くやってたんだって人の家の子弟は強いというか、今も26人いる中でね。東儀さんとかね、多(おおの)さんなんですよね」などと取材したことの一端を紹介。

 「変化を求められている社会で変化をしないというね、うねりの波の中で同じ位置にいるっていうのは、むしろ逆にものすごく大変な作業だろうなと思うんですが、それを静かに静かに闘志燃やしている宮内庁楽部の皆さんというものに刺激を受けました」と自身が感じたことを話し、最後に「私がかなり時間を費やして説明したこの話を3分半くらいの映像にまとめたものが、きょうBS・TBSで今夜6時から流れます。1時間番組で放送します。私のこの宮内庁楽部のシーンは3分半くらいにまとまっていますので、見ればすぐ分かりますので、ぜひご覧いただきたいと思います」とPRした。

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2023年2月19日のニュース