今月日本デビューNCT DREAM 3時間半の初ドーム公演4万人動員 ロンジュン「ここからが始まり」

[ 2023年2月19日 21:00 ]

日本ツアー最終公演を行ったNCT DREAM(前列左から)マーク、ロンジュン、(後列左から)チョンロ、チソン、ジェノ、ジェミン、ヘチャン(C)田中聖太郎事務所
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 韓国の男性7人組ダンス&ボーカルグループ「NCT DREAM」が19日、京セラドーム大阪で日本ツアー最終公演を行った。メンバー全員が10代だった2016に結成し、全員が20代を迎えた今年2月8日に日本デビュー。この日集まった約4万人のシズニ(ファンの総称)を前に、初ドーム公演に挑んだ。

 マスク越しの声援がOKになった会場に、黄色い歓声が響き渡る。キューブ型のボックスからメンバーが登場すると、冒頭からアップテンポな曲を3連続披露。炎や花火などのド派手な演出も加わり、ドーム内のボルテージは一気に最高潮へ。ヘチャン(22)が「楽しんでますか!?ようこそ!」と呼びかけ、マーク(23)も「最後の公演ですから楽しみましょう」と満面の笑みを見せた。

 約3時間半のライブでは日本デビュー曲「Best Friend Ever」やTikTok(ティックトック)で話題の「Life Is Still Going On」など計32曲をパフォーマンス。ロンジュン(22)は「これからが始まりなので、ずっとそばにいてください」と日本語で語り、熱いステージを見せた。

 デビュー当初は、平均年齢15・6歳。フレッシュさとカリスマ性を兼ね備え、これまで全世界に向けてアルバム2作品を発信。いずれも300万枚を突破する大ヒットを記録した。今年1月には“韓国版レコ大”の「第32回ソウル歌唱大賞」で、初の大賞を受賞。日本デビュー曲「Best…」も、ビルボードジャパン週間シングルチャート(2月15日公開)で初週34万枚越えで首位を独走。日本国内でも人気の高さを示した。

 結成から約7年間、青春をともに駆け抜けてきた仲間だからこそ、つながりが強い。公演中も抱きつく、膝枕をし合うなど、常に触れあいながら楽しそうに歌唱した。そんな彼らも20歳を越え、大人の仲間入り。公演前の取材会で「大人になった実感」について聞くと、ジェミン(22)は「一緒にチューインガムを買っていた時から、成長していません」と苦笑い。「実力は伸びていると思うけど、話す雰囲気は昔のまま。僕らは誰よりも可愛らしくて愛らしい!」と力を込めると、全員で大爆笑。和やかな空気が流れた。

 「永遠の青春アイコン」として、明るくポップなスタイルを貫いていく「NCT DREAM」。磨き上げたスキルを武器に、さらなる“夢”の頂きを目指す。

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