高橋成美さん 悩んでいる時に言葉をくれたのちのスーパースターとは「なぜか見ちゃうオーラがあって」

[ 2023年2月19日 14:58 ]

高橋成美さん(2014年撮影)
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 2012年にフィギュアスケート世界選手権・ペアで銅メダルを獲得し、2018年に引退した高橋成美さん(31)が18日放送のテレビ東京「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(土曜深夜0・50)にゲスト出演。14年ソチ、18年平昌と五輪連覇を達成し、プロとして活動する羽生結弦さん(28)にかつて言われた言葉を明かした。

 高橋さんは千葉県松戸市出身で3歳から姉の影響でスケートを始めたという。だがスケート人生は楽しかったかと聞かれると、「もともと、シングル選手でやってたんですけれども、ただ、ある一時に浅田真央ちゃんっていう世界一可愛くて世界一スケートが上手な、そして世界一大好きな子が現れて、“どうしよう、この子に勝てないわ”と思って」と話し、それは「真央ちゃんが10歳ぐらいだったので、気付いたのは9歳、あきらめがついたのは12歳の頃ですね」と語った。

 「それで、どうしようって。もう、スケートは向いてないのかも。でも、真央ちゃんといつか一緒の舞台に立ちたいなって思って」と考えたという高橋さん。親の転勤で中国に行くことになったとし、「中国の北京が中国のナショナルチームの集まる場所で、中国ペア大国で。それを見て、憧れもあったし、“あ、私これやったら真央ちゃんと一緒の舞台に行けるかも”って思って道を変えました」とペアの道へ進んだと振り返った。

 悩んでいる12歳の頃には一時帰国し仙台で指導を受けたこともあった。「そこにいたのが羽生結弦で。ゆづを見て、“また天才来たよ”って」と思ったと言い、「その時点から髪もサラサラだし、もう細くってちゃんとまだダブルしか跳べてないのに、なぜか見ちゃうオーラがあって、この人と仲良くなりたいと私思って、もうひかれていって、仲良くなって」相談したこともあったと話した。

 高橋さんはその際に「なる(成美)ね、全然勝てなくって、スケートでオリンピック1位獲れるか分かんないからやめよっかな」と言ったところ、羽生さんからは「なんで、なる凄いじゃん、なるにしかできないことあるよ、一緒にオリンピック行こうよ」と言われたという。
 
 「本当に小さい頃からいい子で。本当にそれ刺さっちゃって、“なるにしかできないこと”っていうので、ちょっと最初ペアって“逃げ”っていう部分もあって自分はちょっと踏ん切りがつかなかったんですけど、自分はちっちゃいし、これで勝負しようと思って」と高橋さん。その後は中国へ戻り、中国人選手とペアを組み、「それがスタートでした」としみじみと振り返った。

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