【どうする家康 大河絵(どうする絵)】第6話 鬼気迫る巴と関口氏純の切願 涙の再会と別れの行く末は…

[ 2023年2月19日 17:01 ]

家康大河絵6 鬼気迫る巴と関口氏純の切願 涙の再会と別れの行く末は…
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は19日、第7話が放送される。

 昨年の三谷幸喜氏脚本「鎌倉殿の13人」のイメージイラスト全48話分と3枚の“大河絵巻”を描いたイラストレーター石井道子氏。“大河絵”“鎌倉絵”“殿絵”と人気を博した。大河ドラマ62作目となる「どうする家康」でも、前作「鎌倉殿の13人」に負けず劣らない“クセ強”キャラたちを石井氏が描いていく。

  第6話は「続・瀬名奪還作戦」。作戦に失敗した本多正信(松山ケンイチ)は「今川家重臣を生け捕りにし、瀬名たちと人質交換する」という更なる秘策を提案。実現困難とも言える大胆な策だが、元康はすべてを託す。正信の命を受けた服部半蔵(山田孝之)は鵜殿長照(野間口徹)が守る上ノ郷城に忍び込む。大鼠(千葉哲也)の娘・女大鼠(松本まりか)も参戦。夜、女大鼠の妖艶な“色仕掛け”により見回りの兵をおびき出し、奇襲。半蔵たちは上ノ郷城への潜入に成功した。

 しかし長照も抗戦。半蔵と女大鼠に矢を向けたが、甲賀衆に取り囲まれ、万事休す。「虫けら共どもの手にはかからぬ」と自ら首を斬った。半蔵たちは長照の息子2人、鵜殿氏長(寄川歌太)と鵜殿氏次(石田星空)を生け捕りに。

 そして足の古傷が痛むという正信に代わり、石川数正(松重豊)が単身、今川本陣へ。氏真との談判に臨んだ。数正の進言に耳を貸さず、氏真は怒り狂う。瀬名の母・巴(真矢ミキ)は夫・関口氏純(渡部篤郎)と今川に残り、責めを負うと申し出。氏純も「我ら夫婦を御成敗なされば、御屋形様の面目も保てましょう。そして、2人と3人の取引ならば、悪くもないはず。よって何卒、娘と孫だけはお助けいただき、どうか松平との取引に応じてくださりますよう、お願い申し上げまする」「御屋形様、どうか前途有為なる鵜殿の兄弟をお救いくださいませ」と懇願した。

 亀姫をおんぶした瀬名と竹千代を抱えた数正、鵜殿兄弟が両岸から川を歩いて渡り、無事に人質交換。元康は約2年ぶりに瀬名との再会を果たし、涙した。娘と孫を救った父と母の“遺言”。瀬名の奪還“だけ”は成功したが…。鬼気迫る関口夫妻を石井さんが描く。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2021 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2021 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでは昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続いて2度目の大河絵連載。

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