笑福亭鶴瓶　“ポロリ事件”フォローしてくれたさんまに感謝「あの時ちょっと涙したな」

落語家の笑福亭鶴瓶
Photo By スポニチ

　落語家の笑福亭鶴瓶（71）が19日、ニッポン放送「オールナイトニッポン55周年記念　55時間スペシャル」（17日後6・00～19日深夜1・00）内「明石家さんまのオールナイトニッポン」（後7・00）にゲスト出演し、2003年の「27時間テレビ」でのポロリ事件を振り返った。

　同年6月にフジテレビ系で放送された「FNS27時間テレビ」に出演した鶴瓶は、離島でのロケに出演。しかし、酒に酔って寝てしまい、起き上がった際に浴衣の間からポロリと下半身を露出する放送事故を起こした。

　前年にも同じ番組の中継で、酔っ払った鶴瓶の尻が丸出しになる場面があり、2年連続で問題となっていた。鶴瓶は「あの“27時間事件”はよう言われるけど、あれはその前に、2時間くらい押したんや、お前と中居（正広）が」と釈明した。鶴瓶の説明によると、番組の進行が2時間ほど遅れ、「（中継が）けえへん」状況になったという。中継待ち時間中に酒が進んでしまい、「飲みすぎて。村人と一緒に飲んでて、村人と仲良くなるやんか？“寝るわ”言うて。ココリコが“寝て下さい”って（言うので）寝たんや。あれが乱れたんやな、浴衣がね」と振り返った。

　しかし、鶴瓶の説明を聞いた明石家さんまは、当時の鶴瓶の行動を分析。「ふとんを持ってたんですよ。最初、自分で。ほんでみんなが“見せろ、見せろ”みたいな空気になってしもて…」。さらに「うそ寝でしょう？」と問い詰めると、鶴瓶は「ちょっと待って？何でそんな全部分かるの？」と驚きを口にした。

　さんまは事故が起きた要因として、周囲の雰囲気とノリも一因だったと推測。「たたかれたり、鶴瓶がどうのこうの、露出がどうのこうの言われたけど、あれは芸人としては流れ上、ああして当然」と、鶴瓶をかばった。

　すると鶴瓶も「ありがとうございます」とさんまに感謝。「あの時も言うてたな、“兄さん悪ない、兄さん悪ない”って。俺、何べんも見たわ。何べんもビデオを見て、あの時ちょっと涙したな。さんま、俺をカバーして“兄さん、悪ない”って」と、苦い思い出を振り返っていた。