高橋成美さん　「この子には勝てない」と思ったフィギュアスケーター　「世界一大好き」とも語る

高橋成美さん（2014年撮影）
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　2012年にフィギュアスケート世界選手権・ペアで銅メダルを獲得し、2018年に引退した高橋成美さん（31）が18日放送のテレビ東京「二軒目どうする？～ツマミのハナシ～」（土曜深夜0・50）にゲスト出演。スケート人生の転機について語った。

　高橋さんは千葉県松戸市出身で3歳から姉の影響でスケートを始めたという。スケート人生は楽しかったかと聞かれると、「全体的に見たら楽しかったですね」と回答。だが「もともと、シングル選手でやってたんですけれども、ただ、ある一時に浅田真央ちゃんっていう世界一可愛くて世界一スケートが上手な、そして世界一大好きな子が現れて、“どうしよう、この子に勝てないわ”と思って」と話し、それは「真央ちゃんが10歳ぐらいだったので、気付いたのは9歳、あきらめがついたのは12歳の頃ですね」と振り返った。

　10年バンクーバー五輪銀メダル、世界選手権3度制覇の浅田さんは何が違ったのかと聞かれると、「全てです」と断言。「まず真央ちゃんの足の筋肉の付き方がトレーナーさんも言うんですけど、決して硬くないんですね。硬くないけど、疲れた時にほぐすとすぐに柔らかくなる。だから固まらない筋肉、ゴムみたいな筋肉してるし」と説明すると、「それで、どうしようって。もう、スケートは向いてないのかも。でも、真央ちゃんといつか一緒の舞台に立ちたいなって思って」と続けた。

　それで「考えました」と話す高橋さんは親の転勤で中国に行くことになったとし、「中国の北京が中国のナショナルチームの集まる場所で、中国ペア大国で。それを見て、憧れもあったし、“あ、私これやったら真央ちゃんと一緒の舞台に行けるかも”って思って道を変えました」とペアの道へ進んだと振り返った。