柳沢秀夫氏 コロナのさらなる変異に懸念「4回目接種を含め、先のことを今の段階から考えておく必要が」

[ 2022年2月23日 13:24 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
Photo By スポニチ

 元NHK解説委員でジャーナリストの柳沢秀夫氏が23日、テレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)に出演。感染力が強いとされる新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA・2」が国内で確認され始めていることに言及した。

 「BA・2」は全国で確認されており、愛知県の大村秀章知事は21日の記者会見で、オミクロン株の派生型「BA・2」に16人が感染していたと発表。大阪府の吉村洋文知事は22日に「BA・2」にこれまでに計13人が感染していたと記者団に明らかにした。大阪府では感染第6波で感染者が急増したが、吉村氏は、BA・2が大きな要因ではないとの見方を示しつつ「3月になると人流が増える。今後さらにBA・2の市中感染が広まる可能性が高い」と危機感を示している。

 大下容子アナウンサーに「BA・2の特徴を見ますと、3回目の接種が急がれますね」と聞かれた柳沢氏は「そうですね。欧米に比べて、日本の場合は3回目のブースター接種が進んでいませんからね。重症化リスクを抑えるということはやっぱり救いですので、これを進めることなんだと思う」と指摘。そして、「もう一つ気になるには、今回はBA・1から2への亜種ということですけど、さらにこの後また変異という形でオミクロン以外の株に変わっていった場合」とし、「われわれ日本はブースター接種3回目で、すったもんだしてますけれども、この後、抗体価が下がるようなことも考えると、4回目ということも含めて、さらに先のことも今の段階から考えておく必要があるんじゃないかなってことも気になります」と自身の考えを述べた。

続きを表示

2022年2月23日のニュース