杉村太蔵 国民民主党の予算案賛成に「22年度の政府のやることなすことを批判しづらいような気が」

[ 2022年2月23日 13:44 ]

杉村太蔵
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 元衆院議員でタレントの杉村太蔵(42)が23日、コメンテーターを務めるテレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)に出演。国民民主党が22日の衆院本会議で2022年度当初予算案に賛成したことに言及した。玉木雄一郎代表は異例の賛成討論に臨み「トリガー条項凍結解除によるガソリン値下げを岸田文雄首相が検討すると明言した」と訴えた。

 衆院事務局によると、少数政党を除く主要野党が当初予算案に賛成するのは、1994年度予算案の社会党と新党さきがけ以来となる。災害対策が含まれる補正予算案に野党が賛成するケースはあるが、当初予算案への賛成は極めて珍しい。予算案賛成について、玉木氏は本会議の討論で「新型コロナウイルス禍の緊急事態で予算の早期成立が求められている。賃上げや人づくりを重視する(岸田政権の)姿勢は、国民と方向性が同じだ」と理由を説明。原油価格高騰などを踏まえ「前例踏襲の対応ではなく、何が今の国民生活と経済に最良かという観点から判断した」と述べた。予算案への反対を主張していた国民の前原誠司代表代行は、体調不良を理由に採決を欠席。党幹部は処分の対象にならないとの認識を示した。

 杉村は、国民民主党の狙いについて聞かれ「さっぱり分かりません。少なくとも僕が野党だったら、これは絶対にやらないと思います」とし、玉木代表が「立ち位置は明確に野党」と発言したことに「立ち位置が明確に野党で、政府の予算案に賛成した野党っていうのは、日本のみならず他の民主主義国家でどれくらい例があるのか分からないですけれども、ちょっと考えても、今度、この後に参議院で審議がありますけど、参議院でいったい国民民主党の議員さんはどんなふうに明確な野党として、この予算に賛成した中で質疑するのか」と首を傾げた。

 そして「今度の参議院選挙をどうやって戦うんでしょうかね。われわれは自民党の受け皿になるとずっと言い続けてきたわけですけど、予算に賛成するっていうことは、少なくとも2022年度の政府のやることなすことを批判しづらいような気がするんですけどね。僕にはちょっと分からないですね」と自身の見解を述べた。

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2022年2月23日のニュース