テレ朝社長が「ワイド!スクランブル」不適切演出を謝罪「許されざる事態」 担当チーフPらは減俸

[ 2021年10月26日 15:24 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
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 テレビ朝日の定例社長会見が26日、東京・六本木の同局で行われ、亀山慶二社長が「ワイド!スクランブル」での不適切な演出を謝罪した。

 同番組の「視聴者からの質問に答えるコーナー」で今年3月以降、事前に番組側が用意した質問を視聴者からの質問として取り上げられていたことが発覚。質問を用意していたのは番組のチーフディレクターであるテレビ朝日映像所属のスタッフで、その数は質問全体の約20%を占めていた。

 亀山社長は、「視聴者の信頼を大きく損なう許されざる事態。今後、再発防止に徹底して努めてまいります。大変、申し訳ございませんでした」と陳謝。26日付で同局のチーフプロデューサーとプロデューサーを減俸1カ月、情報センター長をけん責処分にしたとし、「当該者(チーフディレクター)にもしかるべき処分がなされたと聞いております」と明かした。

 10月スタートの連続ドラマは「ドクターX」が初回の平均世帯視聴率が19.0%と、今年の全民放連続ドラマの初回視聴率で最高となったほか、「科捜研の女」、「相棒 Season20」のシリーズものが好スタートを切った。「期待通りのスタートで、年末年始に向けて勢いをつけ、2クール、いい形で乗り切っていきたい」と期待した。

 また、大越健介氏をキャスターに迎えた「報道ステーション」については「深い洞察を持って、視聴者に的確に伝えられている」と評価。31日の衆院選投開票日は、大越氏と大下容子アナウンサーがコンビを組み「選挙ステーション2021」(後7・58)を放送する。

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