歌手クミコ 震災への思い込めた新曲についてトーク

[ 2021年10月26日 19:36 ]

新曲や永六輔さん話で盛り上がったクミコ(左)と生島ヒロシ
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 歌手のクミコ(67)が26日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜前5・00)にゲスト出演した。

 2011年3月11日の東日本大震災の際、仙台市で講演中だったパーソナリティーの生島ヒロシ(70)と同じ宮城県石巻市でコンサートを開く予定だったクミコ。NHKの震災特番や復興支援イベントなどで顔を合わせてきた2人は、息ピッタリのトークを繰り広げた。

 クミコが8月25日にリリースした両A面シングル「十年/人生のメリーゴーランド」は元は別々のアルバム収録曲だったが、東日本大震災から10年を迎えたこともあり、本人の希望によりアレンジし直して生まれ変わった。「この2曲はアルバムの中につっ込んでしまったという感じで、中島みゆきさんや宮崎駿監督に関わって頂いていたのに、そういうひどい仕打ちで終わってしまっていたので、心残りであるということで今回、シングルにしました」と説明した。

 プロデューサーがブラジル在住でコロナの影響もあり、ブラジルと日本をつなぎリモートでレコーディングしたという。「地球の裏側ってアッという間ですね。コロナでしかできなかった。行ってみたくなっちゃいました。(激しいリズムの一方で)クールなものも主流としてある。奥深いなぁと思って」としみじみ。生島は「大人の感じで、いいですよね。週末の夕方かなんか、グラスを傾けながらこの曲が流れたら凄くいいです」とうなずいた。

 楽曲は11月7日、東京・EXシアター六本木で行われるクミコのコンサートでも披露される。今回のMVにも友情出演している俳優の篠井英介(62)もスペシャルゲストとして登場予定。「今回はドレスを新調したということで、それを着て艶やかに歌って下さるということです」と語っている。

 そのほか、CDの発売元「びいだまレコーズ」の名前の由来や2人の共通の大先輩であるパーソナリティーで作詞家・随筆家の永六輔さん(享年83)の話で盛り上がった。

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2021年10月26日のニュース