豊島竜王、逆転で永瀬王座に勝利 残り2戦へ「良い成績で終われるように」 第71期王将リーグ

[ 2021年10月26日 20:41 ]

第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ暫定成績表
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 将棋の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグは26日、東京都渋谷区の将棋会館で1局を行い、豊島将之竜王(31)が148手で永瀬拓矢王座(29)がに勝利。通算成績を2勝2敗とした。 棋譜/永瀬王座vs豊島竜王

 終盤戦に現れた千日手筋。「ずっと苦しいと思っていた」と劣勢を意識していた豊島としては、「そう(千日手に)するしかない気がしていた」と突き進んだ。序盤からリードを保ち続けていた永瀬は千日手を回避。「打開の手筋が分からず、一番悪い手を選んでしまった」と肩を落とした。

 ひたすら耐えに耐え、終盤でつかんだ逆転勝利。豊島は「2敗しているので挑戦は難しいと思うが、良い成績で終われるように頑張ります」と瞳に闘志を宿していた。

 第71期の王将リーグは、前期挑戦者の永瀬王座、前期リーグ残留者の豊島竜王、羽生善治九段、広瀬章人八段、2次予選通過者の藤井聡太3冠、糸谷哲郎八段、近藤誠也七段の7棋士による総当たり戦。11月24日の最終一斉対局を終えた時点での成績最上位者が、来年1月開幕予定の7番勝負で渡辺明王将(名人、棋王との3冠)に挑む。

 次戦は11月2日、▲広瀬八段―△近藤七段戦が予定されている。

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