井上順 「ピースサイン」を日本で最初に広めた人物だった「それが流れるとは思わなかったのよ」

[ 2021年10月26日 11:34 ]

井上順
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 タレントの井上順(74)が26日、フジテレビ「ノンストップ!」(月~金曜前9・50)に生出演。ピースサインを日本で広めた人物であるという噂について語った。

 番組から「写真を撮る時のピースサインは日本では井上が広めた」という噂を確認された井上は、「偶然だったんだけど」と1972年のカメラのテレビCMでピースサインをしたことが最初だったと証言した。

 カメラの愛称が「ジャーニー」であったことから海外でCM撮影を行っており、「その時にスタッフ、外国人の方が、いつもは『ハイ!順』って言うのを、『順、ピース!』『順、ピース!』ってみんなが言うんですよ」と外国人スタッフがあいさつで井上にもやるように勧めたと明かした。「ちょうどアメリカがベトナム戦争の時で、反戦運動でみんな『ピース』『ピース』ってやってたんです」とし、「そこでコマーシャルやってる時に、アドリブで『ピース』ってやったんですよ。最初から決まってたわけじゃない。それが流れるとは思わなかったのよ」と説明した。

 それまでの日本では「(ピースサインは)してませんよ」と井上。以降は街を歩いていても「ピース!」と言って声をかけられるようになり、井上も「ハイ、ピース!」と返すようになったという。「テレビの番組でも、研ナオコさんとか野口五郎さんと一緒に仕事するときがあって、『ハイ、順さん、ピ―ス!』って言ってきたら、『おっ、ナオコ、ブース!』とかって言ってたのよ。それをディレクターの方がノリがいいから、違うテレビでコントで使ったりして」と笑わせた。

 そうして全国的に広がった「ピースサイン」。井上は「その時初めてメディアの力って凄いんだなと感じさせてもらった」としみじみ。「いいのかなと思ったけど、悪い事じゃないから。みんな気さくにコミュニケーションができるっていうの。それだったらいいなと」と続けた。

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