おぼん・こぼん、10年の不仲の行く末は?「お笑いの仕事辞めます」「もう解散や」衝撃のラストに号泣

[ 2021年10月6日 23:09 ]

「おぼん・こぼん」のおぼん(右)とこぼん(09年撮影)
Photo By スポニチ

 ベテランお笑いコンビ「おぼん・こぼん」が6日放送のTBS「水曜日のダウンタウン」(後10・00)に出演し、2年がかりの“仲直りプロジェクト”が「THE FINAL」を迎えた。

 不仲コンビとして知られる「おぼん・こぼん」。19年2月27日の放送で、お笑いコンビ「ナイツ」が立ち会いのもとで仲直りを目指したが失敗に終わり、大きな反響を呼んだ。9月29日の放送回では、仲違いした原因となった漫才協会の選挙での証言や、こぼん(72)の娘・いづみさんが新型コロナウイルスで延期していた披露宴に「第2のお父さん、おぼんさんも本当に来てほしくて」と招待する考えが明かされた。

 そして、今週は披露宴の模様が放送。いづみさんは「いよいよですね。子どもも生まれたばっかりです。おぼんさんが来てくれるかっていうことも、本当に不安なんですけど、目線が合うかなとドキドキして。2人の顔を見るのはちょっと怖いですね…」と緊張していた。いよいよ、新婦の登場シーン、その両脇には、おぼん・こぼんの2人の姿があった。目こそは合わせないが、念願の3人でバージンロードを歩いた。

 いづみさんは「お父さんと、そして第二のお父さんと言っても過言ではないおぼんさん。小さい頃から2人の背中を見て、芸能界を志してきたのも2人に憧れでした。2人のステージはとても楽しくて、絆が深いことがにじみ出てくるそんなステージをずっと見てきて。子どもの頃から憧れてきていました。ただ、最近は仲たがいをしてしまっているのか、2人のそんな姿を見るのは正直つらいです、これをきっかけに2人が仲直りしてもらえたらなと、この場をお借りして言わせていただきます。どうか、仲直りしていただけないでしょうか?」。そして、おぼんの娘も懇願。

 これに、おぼんは「(こぼんが)意思表示せんと、俺はできんな。何か意思表示せいや」と、いつもの“お前が先に折れろ”が発動。すると、こぼんは「普通に戻りましょうか?」と歩み寄った。しかし、おぼんは「なんや普通って?」となお険しい表情のまま。「もっと(こぼん)が素直になりゃいいじゃん。俺は漫才が大好きだよ。『じゃあ、楽しい漫才やろうよ』って一言言えばええやん。心底嫌いやないねんから」というと、こぼんは「ほんじゃもう辞めましょうか」と言い放った。この言葉に怒ったおぼんは式場を出て行ってしまった。

 ナイツの2人が必死におぼんを説得。そして、40年見守り続けたマネジャーが「近寄ってくださいよ。こんなに意地を張ってどうするんですか、こぼんさんにも言いたいですよ。なんとか仲良くなって欲しいんですよ」と、必死に訴えた。そして、仲直りの決意をしたおぼんが「新郎新婦だよ~!」と、ナイツの両脇を抱えて登場。新婦と抱擁を交わすと、そのまま相方と仲直りの握手。全員が拍手で祝った。しかし、こぼんは「仲直りやない!もう結構ですわ、お笑いの仕事辞めます」。長時間待たされた上に、ふざけて帰ってきたおぼんに堪忍袋の緒が切れていたのだ。「もうええわ解散や」再びおぼんは退場していった。

 ナイツが必死の説得の結果、こぼんは渋々漫才を続けることは承諾した。そして、その気持ちはおぼんも一緒だった。撤収作業中の式場に再び入ると「どうもみなさん、本当にいろいろとご迷惑をかけて申し訳ございません。俺も意地を張ってたところがあるんで、俺も入れ替えるからからお前も入れ替えや。もういっぺんやり直そう」と手を差し伸べると、こぼんはガッツリ握手。抱擁を交わしながら、おぼんは「面白い漫才やんねんで。塙、台本書いてくれ!」とジョークを飛ばす。こぼんも「『ヤホー』のネタちょうだい!」と続けて、笑わせた。約10年の不仲に終止符が打たれた瞬間だった。ナイツの2人も号泣していた。

 「また不仲になってないのか?」という不安をよそに、コンビは東洋館で仲直り後初の漫才を披露。関係者が固唾をのんで見守る中、おぼんは開口一番「おかげさんで仲良くなりました!」と宣言する。「仲直りするときはこれって決めたてたんや」と十八番ネタ「献血センター」をやりきった。会場があたたかい笑いに包まれると、おぼんが「まぁ、頑張ろう。死ぬまでやな」と声をかけると、こぼんは「もう間もなくだ」と答え、お互いに笑った。

続きを表示

2021年10月6日のニュース