橋下徹氏 感染症専門家へ提言「今こそ人流の動きと感染の増減の相関関係を分析して」

[ 2021年9月7日 17:06 ]

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が7日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演し、東京都で新型コロナウイルスの新規陽性者が減少傾向に転じている現状を踏まえ、感染症の専門家への提言を行った。

 東京都では6日に発表された新規陽性者が968人と、7週間ぶりに3ケタ台まで減少した。目に見える人流減少がないにもかかわらず、減っている感染者数に、橋下氏は「今だからここで専門家会議、政府の分科会でしっかり行ってもらいたいのは、人流の動きと感染の増減の相関関係をしっかり分析してもらいたい」と訴えた。

 橋下氏は以前から、飛沫が感染拡大の主な要因と推測していたが、政府は人流を抑制することで感染拡大を防ぐ方向へ舵を切った。「人流抑制がどのくらいの要因になっているか。人流、そこまで急激に減っていないんですよ。減っていないのに、感染者数はグンと落ちてる」と、人流抑制と感染者数減の因果関係に疑問符を付けた。海外の例も持ち出し、「世界を見ても、ロックダウンをしたとしても、感染者数が逆に増えているところがある。アメリカの各州のデータを見ても、人流はそんなに減っていないのに、そのままピークアウトしているところもある」とも指摘した。

 その上で橋下氏は「人流抑制の効果がゼロとは言わないけど、人流抑制の影響はそんなに多くはなくて、ウイルスのある意味特性、自然現象だったり、感染症対策であったりワクチンであったり、複合的なこと」と推測。「もうそろそろ人流抑制、人流抑制というところから脱却しなければいけないと思うので、専門家がデータをもって人流と感染者数の増減をはっきり出してもらいたい」と要望した。

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2021年9月7日のニュース