大友愛さん 現役時代の深刻な盗撮被害を告白 「選手同士で見えてないかチェックするくらいナイーブに」

[ 2021年9月7日 08:56 ]

大友愛さん(11年撮影)
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 元バレーボール日本代表の大友愛さん(39)が6日深夜放送のテレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(月深夜0・15)に出演。1度目の引退となった2006年当時の苦悩を語った。

 パパラッチなどの規制も今ほど厳しくなかったたため、オフの様子や宿舎などでの女子トイレ盗撮や赤外線カメラによる下着の盗撮などが横行していた。「国際大会では短パンの長さがすごく短い決まりがあって、選手の中でも下着問題は本当に悩みの一つだった。試合前に整列していても選手同士で見えてないかチェックするくらいナイーブになっている問題だった」と振り返った。

 マスコミやパパラッチ、盗撮被害にも悩まされ「芸能人の方と違ってスポーツ選手は有名になりたくて競技をしているわけではない。純粋にバレーのことだけ見てほしいと当時は思っていた」と話し、試合に負けた後は顔を上げて通り過ぎてもにらまれたなどと言われてしまうため「いっそのこと目を合わせず何も発せずに通り過ぎた方がいいなと思って」とファンの間を下を向いて無言で通りすぎることもあったという。

 「外出しなくなったり、今まで一度も弱音を吐いたことがないお父さんにもバレーを辞めたいと言いました。お父さんは初めての弱音に驚いていました。生活に注目されることから逃げることができず、押しつぶされそうになった」と絶頂期の24歳で現役引退。08年北京五輪の中心となるはずだった大友さんだっただけに、大バッシングを浴びた。

 「カーテンを閉めて人に会わない。連絡をとらない、テレビネットも見ない。自分がまさかそういう一面があるとは何言われても言い返す強さがあったはずなのに…」。絶望する中でも、その後、結婚して出産と目まぐるしく環境が変わり、意識にも変化が出たと語った。

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