古舘伊知郎 「報ステ」キャスター就任時の久米宏の言葉に「うまいなと思うけど、ちょっと傷つきました」

[ 2021年9月7日 02:05 ]

古舘伊知郎
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 フリーアナウンサー古舘伊知郎(66)が6日、TOKYO FM「Skyrocket Company」にゲスト出演し、久米宏(77)の言葉に「ちょっと傷つきました」と語った。

 古館は04年3月に、「ニュースステーション」のキャスターをしていた久米宏(77)からキャスターを引き継ぎ、番組名を「報道ステーション」としてスタートし、16年3月まで務めた。後任のテレビ朝日・富川悠太アナウンサー(45)に引き継ぐときに「一度も愚痴言ったことのない好青年だ」などと褒めたたえたことについてMCのマンボウやしろ(45)から「久米さんからいいバトンがこなかったから」と聞かれた古館は「はい。そのリバウンドトークです」と答えた。

 久米は降板が決まった時の会見で、後任として発表された古舘に対する助言を求められると、表情をこわばらせ「何とも言いようがない」としたうえで「僕は“ニュースステーション”はなくなる、と聞いている。後任がいるというのはおかしいですね」と首をかしげた。

 古館は「うまいなと思うけど、ちょっと傷つきました。渡すときには絶対に後輩を評価して心から応援しようと思った」と語り、久米とは逆の対応をした原因となったことを明かした。

 また、かつて古館とともに「報道ステーション」に出演しサブキャスターを担当、テレビ朝日を退社後フリーとなり、19年6月からTBS「NEWS23」のメインキャスターを務める小川彩佳アナウンサー(36)については「大したもんですよね。向こうっ気の強さも。TBSにすっと行った、あの根性はすごいな」と語った。

 「報道ステーション」時代には「彼女をいい意味で鍛えたんだったら、僕も一助になったのかな」として、「彼女真面目だから、きちっとディレクターが書いたリードとかコンテを読もうとするんですよ。あと40秒でCM明ける時に、下書きしているのを見てダメってバツつけて、自分の言葉で言ってって差し替えした。ため息つきながら自分の言葉でしゃべっていた」とエピソードを披露。「僕もそういうことされて、すごく勉強になったから。いじわるかもしれないけど、人間そういうことされないと思い切り自分の言葉で話す踏ん切りがつかないんですよ」と続けていた。

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2021年9月7日のニュース