麒麟・田村裕 自身の経験踏まえ?一家離散想定の子育て「自分が暮らしていけるように」「自主性を尊重」

[ 2021年9月7日 16:42 ]

「e-Craft事業発表会 with よしもとパパ芸人」の記者発表会に出席した田村裕は、レクチャーを受けながらロボットのプログラムを制作する
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 お笑いコンビ「麒麟」田村裕(42)が7日、オンラインで行われた「e-Craft事業発表会 with よしもとパパ芸人」の記者発表会に出席し、3人の子供への特殊な教育方針を明かした。

 中学時代に一家離散を経験。その様子を描いた「ホームレス中学生」は大ベストセラーになり、テレビドラマ化や映画化もされた。3児の父でもあり、「パパとして気を付けていること」について問われると、「我が家が特殊な経験をしているので」と前置きし、「一家離散、うちにもいつ起こってもおかしくないと思っているので、自分が暮らしていけるように、自主性をすごく尊重して伸ばしています」と説明した。

 長女、次女がそれぞれ7歳、4歳という。「『全部自分で決めや』って言って、家の中のことでも、ご飯でも食べたくなかったら食べなくていいし、外の物を食べたかったら買ってきてあげるし」。一方で、「困ってるけどね。『何で自分で決めなあかんの?。私まだ4歳ですけど?』みたいな顔してるけど。何があるか分からへんから」と、まさかの時に自分で行動できるよう教えていることを明かした。

 田村自身の母は、個性を大事にしてくれたという。「僕は子供の時に絵がうまくなかったり、字が汚かったりしたんですけど、お母さんは『あなたの絵が好きよ』とか、『あなたの字、私は好きよ』と言ってくれて、学校と全然違う評価をしてくれてすごくうれしかった」と、少年時代を回想。その経験を子育てに生かしているそうで、「子供が何かを作った時、必ず褒めるようにしていて、家の中で何かをやるとき、嫌いにならないように、出合いを大事にしているので、自信のないことも楽しくできるようにしてもらいたい。そこを伸ばそうと考えている」と話していた。

 「e-Craft」はプログラミングによる教育サービスを企画、開発する新会社。この日はプログラミング教育サービス「embot」の企画開発、プログラミングスクール「embot creative lab」の企画運営、「embot」を使った授業、ワークショップの運営、ECサイト「e-Craft shop」の運営の事業計画を発表した。

 イベントにはほか、エハラマサヒロ(39)、「パンサー」尾形貴弘(44)が出席した。

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