テレ朝 スポーツ局スタッフ宴席不祥事で調査 緊急搬送の社員「迷惑かけてはいけない」と非常階段へ

[ 2021年9月7日 13:19 ]

テレビ朝日の社屋
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 テレビ朝日は7日、8月8日夜に東京五輪の番組担当スタッフによる打ち上げ名目の10人が飲酒を伴う飲み会を行い、同局のスポーツ部社員1人が誤って店外に転落して負傷した騒動について、関係者への聞き取り調査した結果を発表した。

 発表によると、10人はいずれも同局スポーツ局所属で20代、社員6人、社外スタッフ4人。8月8日の午後8時、6人が六本木の飲食店で宴席を開始し、途中から2人が加わって午後11時過ぎまで飲酒を伴う飲食をした。

 さらに、午後11時30分ごろ、渋谷のカラオケ店に移動。午前2時に2人が加わって10人となり、個室で飲食と歌唱をしていた。

 負傷した社員は午前3時半ごろに一人だけ帰宅の意志を示したため、社員2人が個室外まで見送った。

 転落した社員は会社の聴取に対し、六本木の宴席の途中から参加しており、「疲労がたまっていて、酔いが回ってきた意識があり、周りに迷惑をかけてはいけないと思い、皆より先に帰ろうとした。他のお客さんと乗り合わせるのを避けようとエレベーターではなく非常階段を使った。はっきり覚えていないが、外に出られないと思い込み、隣のビルの壁や看板をつたって降りようと考えたのだと思う。何かをつかんだ後に落ちてしまい、その瞬間に激痛が走って、通行していた方に助けを求めた」と説明。左距骨骨折で補助器具なしの歩行までおよそ半年と診断され、手術を経て退院しリハビリを始めた段階だという。

 同社は「不要不急の外出等の自粛を呼びかける立場にありながら著しく自覚を欠く行動があったことを深く反省しております。緊急事態宣言下で尽力されている皆様をはじめ、店舗など関係各位に多大なご迷惑をおかけしたことを改めて深くお詫び致します」と謝罪した。

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2021年9月7日のニュース