登坂淳一アナ「1度の人生」妹の早世を機にフリー転身 新しい挑戦、出会い…「決断してよかった」

[ 2021年9月7日 15:04 ]

登坂淳一アナウンサー
Photo By 提供写真

 元NHKの登坂淳一アナウンサー(50)が7日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演し、父と妹の死について語った。

 97年にNHKに入局。18年にはNHKを退局し、フリーアナウンサーになった登坂アナ。司会の黒柳徹子(88)から「アナウンサーを目指したきっかけは何?」と問われ「何か言葉で伝えるっていうことに興味がありまして、その中の一つとしてアナウンサーに挑戦してみようと思って」と明かした。野球が好きだった父とコミュニケーションを取るために「父の好きな野球の試合の一番ハイライトのところを実況で再現」していたといい「父がすごい喜んでくれて、それを少し続けるようになったのがありまして。それで伝えるっていうのをできたらなって思ってそれがきっかけだった様な気がしますね」と語った。

 アナウンサーを目指すきっかけとなった父を、大学生の時に大腸がんで亡くした。「それまで漠然と死って言うのは年配の方から順々に迎えていくものだって自分の中で勝手に思っていたことがありまして、死って順番ではないなってほんとに思いました」と当時の心境を語った。

 父の死後、自身の妹、弟と「(病気には)気を付けよう」と話していたが、妹が5年前に他界。「41(歳)でした。35、6の時に何か見つかって、そこからだんだん具合が良くなくなって。父親の時は驚きだったんですけど、妹の時は本当にショックでした。私の方が年は上なわけですから、なんで妹の方が先なんだって本当に思いました」と振り返った。

 「人生どうなのかなって。新しいことに何か挑戦してみたいっていう気持ちもありましたし、やはり1度の人生だと思えばそこでちょっと違う道に行ってみようと思いましたね」。妹の早世がフリーに転身するきっかけに。「決断してよかったなっていう風に思ってます。新しいことにチャレンジして新しい出会いだったり、こうして『徹子の部屋』に出られたり、新しく踏み出してみて今日も良かったって思ったりしてます」と語っていた。

続きを表示

2021年9月7日のニュース