大河「青天を衝け」第25話は12・0% 「24時間テレビ」フィナーレと激突 番組最低も健闘

[ 2021年8月23日 09:50 ]

東京・渋谷のNHK
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 俳優の吉沢亮(27)が主演を務めるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜後8・00)の第25話が22日に放送され、平均世帯視聴率は12・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが23日、分かった。日本テレビ「24時間テレビ」フィナーレと重なったため、第12話(5月2日)の13・4%を下回り、番組最低を更新。例年、「24時間テレビ」とぶつかった時の大河ドラマの視聴率は苦戦しているが、18年「西郷どん」(8月26日、第32話)の10・4%、17年「直虎」(8月27日、第34話)の11・2%に比べると健闘した。

 大河ドラマ60作目。大ヒットした2015年後期のNHK連続テレビ小説「あさが来た」などを手掛けた大森美香氏(49)が大河脚本に初挑戦するオリジナル作品。主人公は24年度上期に20年ぶりに刷新される新一万円札の顔としても注目され、「日本資本主義の父」と呼ばれる実業家・渋沢栄一(1840―1931)。幕末から明治へ。時代の大渦に翻弄され、挫折を繰り返しながらも、栄一が青天を衝(つ)くかのように高い志を持って未来を切り開く姿を描く。

 第25話は「篤太夫、帰国する」。帰国した篤太夫(吉沢)は横浜で杉浦(志尊淳)や福地(犬飼貴丈)らと再会、幕府が薩長に敗れた経緯や、慶喜(草なぎ剛)や幕臣の動向を聞かされる。さらに、恵十郎(波岡一喜)と虎之助(萩原護)から、成一郎(高良健吾)惇忠(田辺誠一)、平九郎(岡田健史)のその後を知らされる。成一郎らは彰義隊を結成するも、すぐに分裂。振武軍(しんぶぐん)として新政府軍と戦うが、敗戦。激闘の中、平九郎の行方は分からくなり、成一郎は函館へ向かったという。頭の整理がつかない中、篤太夫は故郷・血洗島へ戻る…という展開だった。

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2021年8月23日のニュース