エバリー・ブラザーズの兄ドン・エバリー氏が死去 84歳 ビートルズにも影響

[ 2021年8月23日 11:45 ]

84歳で亡くなったエバリー・ブラザースの兄ドン・エバリー氏。左は弟の故フィル・エバリー氏(AP
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 1950年代後半から60年代前半にかけてヒット曲を連発したカントリー系のロック・デュオで、その独特のハーモニーがビートルズやサイモン&ガーファンクルに影響を与えた「エバリー・ブラザース」の兄ドン・エバリー氏が死去。84歳だった。代理人で広報のリンダ・エデル・ハワード氏が21日にテネシー州ナッシュビルの自宅で死去したことを、22日になって明らかにしたもので死因は公表されていない。

 「エバリー・ブラザース」は1957年に発表したデビュー・シングル「バイ・バイ・ラブ」が全米2位にチャートインするなど大ヒット。カントリー的なハーモニーを取り入れた曲作りはその後台頭するトップ・ミュージシャンの“基礎”となった。

 1957年と58年にはともに全米1位となる「起きろよスージー」や「夢を見るだけ」といった“未来のカバー曲の定番”となるヒット曲も連発。1973年に“けんか別れ”して長いブランクがあったが1983年に再結成し、1986年にロックの殿堂入りを果たした。なお弟のフィルは2014年に74歳で亡くなっている。

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