千葉真一さん急死、82歳…新型コロナによる肺炎のため 「柳生一族の陰謀」「服部半蔵 影の軍団」に主演

[ 2021年8月19日 21:58 ]

千葉真一さん
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 日本を代表するアクションスターとして映画「柳生一族の陰謀」などに主演した俳優の千葉真一(ちば・しんいち、本名前田 禎穂=まえだ・さだほ)さんが19日午後5時26分、新型コロナウイルスによる肺炎のため千葉県の病院で死去した。82歳。福岡県出身。

 大学を中退して1959年に東映入社。翌60年1月7日、変身ヒーロードラマ「新七色仮面」で二代目・蘭光太郎を主演した。61年からは「警視庁物語 不在証明(ありばい)」「風来坊探偵 赤い谷の惨劇」などの映画で吹き替えなしのアクションが話題に。68年に始まった主演ドラマ「キイハンター」でアクションスターの地位を確立した。

 映画では「仁義なき戦い」シリーズなどの話題作に出演する一方で、1978年の主演映画「柳生一族の陰謀」で時代劇にも本格的に挑戦。80年代も「魔界転生」「里見八犬伝」などの映画や、シリーズ化されたドラマ「服部半蔵 影の軍団」などのヒット作を彩った。

 俳優業の一方で、「ジャパン・アクション・クラブ(JAC)を創設してアクション俳優を養成。志穂美悦子(65)や真田広之(60)らを育てた。

 私生活では「キイハンター」で共演した野際陽子さん(2017年死去、享年81)と73年に結婚し、娘の女優・真瀬樹里(46)をもうけたが、94年に離婚。96年に再婚した28歳年下の一般女性との間に長男・新田真剣佑(24)と次男・眞栄田郷敦(21)ががおり、2男はいずれも俳優として活躍している。女性とはその後離婚した。

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