藤井王位、58手目で封じ手 王位戦第4局1日目 佐賀・嬉野から会場変更

[ 2021年8月19日 05:30 ]

王位戦第4局の封じ手を豊島将之竜王(中)が見守る中、立会人の中田功八段(左)へ手渡す藤井聡太王位(日本将棋連盟提供)
Photo By 提供写真

 藤井聡太王位(19)=棋聖と2冠=が豊島将之竜王(31)=叡王と2冠=の挑戦を受ける第62期王位戦7番勝負第4局は18日、大阪・関西将棋会館で始まり午後6時、後手藤井が58手目を封じて1日目が終了した。持ち時間8時間のうち、豊島が3時間34分、藤井が3時間51分消費。戦型は相掛かりになり、封じ手の局面は本格的に駒がぶつかる前の中盤の入り口だ。

 佐賀県嬉野市「和多屋別荘」で計画された第4局は、記録的大雨による避難指示の発令状況を受けて変更された。対戦成績は藤井の2勝1敗。負ければ後がなくなる豊島は最近5局連続、両者で指し続けた角換わりを選ばず、周到な準備をうかがわせた。

続きを表示

2021年8月19日のニュース