「おかえりモネ」内野聖陽＆西島秀俊　何食べ競演再び！ネット歓喜＆涙も「神回」何食べ公式も反応

連続テレビ小説「おかえりモネ」第69話。初対面し、故障した「竜巻マシーン」を運ぶ耕治（内野聖陽・右）と朝岡（西島秀俊）（C）NHK
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　俳優の内野聖陽（52）と西島秀俊（50）が19日に放送されたNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」（月～土曜前8・00、土曜は1週間振り返り）第69話で今作初の同一シーン共演を果たした。2019年4月期に話題を呼んだテレビ東京の深夜ドラマ「きのう何食べた？」にダブル主演した“盟友”が朝ドラ初競演。15分ほぼ全編にわたり、笑いあり涙ありの2人芝居を繰り広げた。昨年9月に2人の朝ドラ出演が発表されて以来、待望の2人の絡みがついに実現。SNS上には歓喜の声などが相次ぎ、反響を呼んだ。劇場版「きのう何食べた？」の公式ツイッターも放送終了後、即座に「耕治さん『初めて会った気がしない』。私たちも同じ気持ちです」と反応した。

　＜※以下、ネタバレ有＞

　インターネット上には「シロさんとケンジが15分丸々共演する神回でした」「それにしても、耕治に熱い視線を送る朝岡さんは、ケンジに惚れ直すシロさんにしか見えなかった。笑」「汐見湯のキッチンで朝岡が料理するシーンを希望」「熱く語り合う2人。パラレルワールドでも気が合っちゃうのね。ほぼ2人の会話のみ。神回」「コージーに泣かされた。＃俺たちのコージー」「今日の『おかえりモネ』は、この作品を通して安達奈緒子さんが言いたいことをギュッと詰め込んだんじゃないか？ってぐらい、いいセリフの宝庫だったな。コージも朝岡さんもモネも、お互い救われたかも」「朝岡さんの『ありがとうございます』がダブルミーニングなのは、菅波先生の時と同じだね。おじいちゃんの佇まいとコージーの温かい語りに涙が出た。『すべてはつながっている』の中には当然、人々とその歴史も入ってる」「色んなことを考える回になった。被災地だけではなく、今の困難な状態も。そして、ドラマ的にも大切な回」「いやぁ、巧みな脚本とあらためて思った。今回のあらすじを見て、どう持っていくんだろう（不自然との批判さえ出かねない）と思ったりしましたが、演者の力もあって説得力のある、いい回でした」「コージーは出す音さえも底抜けに明るいと言っていたモネの母のエピソードを思い出したし、未来に希望を持てる人は素敵だ（それを演じる内野さんの凄さよ）」などの声が続出した。

　放送終了後（午前8時29分）には、ツイッターの国内トレンド1位に「＃おかえりモネ」、5位に「シロさん」、15位に「朝岡さん」、29位に「内野さん」、44位に「西島さん」がランクインした。

　女優の清原果耶（19）がヒロインを務める朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」やテレビ東京「きのう何食べた？」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音（ももね）の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米（とめ）で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

　内野の出演は昨年9月11日、西島の出演は昨年9月14日に発表。脚本が「何食べ」の安達氏だったこともあり、2人の朝ドラ“競演”がいつになるのかが注目の的だった。

　「きのう何食べた？」は西島と内野がダブル主演。青年漫画誌「モーニング」（講談社）に連載中のよしながふみ氏の同名コミックを原作に、料理上手で几帳面な倹約家の弁護士・筧史朗（通称シロさん、西島）と、その恋人で人当たりの良い美容師・賢二（通称ケンジ、内野）のホロ苦くも温かい同居生活を、日常の食卓を通じて描き、大反響。映画化もされ、11月3日に公開される。

　「おかえりモネ」においては、内野は百音の父・耕治役、西島は百音を気象の道に導いた予報士・朝岡覚役。第16話（6月7日）、登米から帰省した百音もいる永浦家の食卓。昼の気象情報を伝えるテレビの朝岡と、朝岡に目をやる耕治の“画面上の2ショット”はあったが、実際の競演は第69話が初となった。

　カキの品評会のため、耕治（内野）と龍己（藤竜也）が上京。第69話は、その翌日。耕治が娘の職場を見学しようとウェザーエキスパーツを訪れると、そこに朝岡（西島）の姿を見つける。世間話などをするうち、朝岡はふと、土地とそこに暮らす人々について自分が考えていることを耕治に告白。朝岡が抱える後悔や悩みを聞いた耕治は一度亀島を飛び出し、また戻った自身の経験も交えて語り始める。そして百音（清原）は2人の様子を物陰からうかがい…という展開だった。