戸田恵子 「中途半端な路線」だったアイドル時代「演歌とフォークが混ざったような…全然売れなくて」

[ 2021年4月14日 15:50 ]

戸田恵子
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 女優の戸田恵子(63)が14日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。大人気アニメ「アンパンマン」の声優や女優としてブレイクを果たす以前の経歴について振り返った。

 愛知県名古屋市出身の戸田はNHK名古屋放送児童劇団に所属。「小学生の時に入って、中学生の役で」ドラマにも出演していた。その後、スカウトされて上京し、16歳でアイドルとしてデビュー。「すぐに私は売れるつもりで出てきたんですけれども。全然もう売れなくて。『あゆ朱美』という芸名で、4年くらい歌手の仕事をやらせていただいていました」と語った。

 ジャンルは「演歌とフォークが混ざったような。ちょっと中途半端な路線でやっていたんですけれども」とし、「地方に営業にも行ってましたし、バラエティー番組でコントをやったりとか。高校に行きながら、そういうことをやっていた3、4年でしたね」と振り返った。

 そうして19歳で声優・俳優の故・野沢那智氏が主宰していた劇団に所属。「20代はそこに全部費やして。舞台でのお芝居を一から叩かれて」と芝居の基礎を学んだとした。劇団を辞めた「30歳ぐらいで出会いがありまして」アンパンマンに。「やなせたかし先生から『この役を君で』という風に言っていただいて」と語った。ジュリア・ロバーツ(53)やジョディ・フォスター(58)といった有名女優の映画の吹き替えもこなした。

 テレビドラマに女優として出演したのは39歳の時、三谷幸喜氏脚本の「総理と呼ばないで」だったとし、「三谷幸喜さんからお話をいただいて、私は最初40になろうというときに、何か新しいことを始めようという勇気もなくて、一度は丁寧にご辞退したんですけど、もう一度背中を押してくださって。やらせていただいたんですよね」。そこから「テレビドラマのお仕事をいただくようになって。今に至るという」としみじみと話した。

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2021年4月14日のニュース