佐藤浩市「おそらく三國もそうだっただろうけど…」息子・寛一郎との共演で父を思う 3代ショットも公開

[ 2020年11月28日 20:15 ]

佐藤浩市
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 俳優の佐藤浩市(59)が27日放送のTBS「A―Studio+」(金曜後11・00)に出演。長男で俳優の寛一郎(24)について、自身を「超えてくれたらうれしい」と親心をのぞかせた。

 佐藤は今年公開された俳優・石橋蓮司(79)の18年ぶり主演映画「一度も撃ってません」(監督阪本順治)で息子と共演。そのことについて、プライベートでも親交のある番組MCの笑福亭鶴瓶(68)に聞かれると「おそらく三國もそうだっただろうけど、親の方が…緊張するよね、当然」と2013年4月に90歳で他界した名優の父・三國連太郎さんと佐藤が35歳だった1996年に映画「美味しんぼ」で親子共演を果たした時間のことを引き合いに出して苦笑いを浮かべた。

 共演シーンについては「別にこれ、言い訳じゃないんだけど…。まあ、言い訳なんだけど。オレのセリフが説明セリフが多いんですよ。だから、ちょっと…。1、2度ね、あの…ちょっと…NGも…」と歯切れの悪い佐藤。ニヤニヤ顔の鶴瓶に突っ込まれると「(自分がNGを出して息子を)安心させてやりたかったんだよ!」と苦しい言い訳をして笑わせた。

 それでも親子共演を経て「あんまりこういうことを言っちゃアレかもしれないけど、やっぱり同じ仕事をしてるっていうことでお互いに分かるものもあるし、逆に彼の方が僕のことを分かる部分があるから、そういった意味で今まであったある種の垣根みたいなものは(なくなった)…っていうのはあると思う」と佐藤。番組には幼少期の寛一郎を抱っこする三國さんの隣に佐藤が並んだものなど微笑ましい親子3代ショットが何枚も公開された。こういった写真がたくさん公開されるとは佐藤も思っていなかったようで「出し過ぎだぞ、お前ら本当に!」とスタッフに文句を言って笑いを誘う場面もあったが、三國さんが生前、孫の寛一郎に「連ちゃん」と呼ばせていたことなど秘話も明かした。

 「よくある今時のじいさんですよ。おじいちゃんって呼ばせないっていう。そういうタイプ」と懐かしんだ佐藤。番組のエンディングで鶴瓶に「いずれ(息子に)超えていかれるよ」と言われると「まあ、超えてくれたらうれしいっていうのは…(ある)。親はね」と返し、鶴瓶から「三國寛一郎にしたら良かったんちゃうかなと思ったんやけどね」と振られると「結局、自分が何者かになりかけたら自分で選択すればいいことだと僕は思うんですよね」と名字なしの「寛一郎」でデビューした息子を慮っていた。

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