金子恵美氏 コロナ感染増加の北海道に「国も柔軟な対応を」「手を打つのが遅かったら元も子もない」

[ 2020年11月16日 18:47 ]

金子恵美
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 元衆院議員の金子恵美氏(42)が16日、文化放送「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!」(後3・30)にリモート出演し、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない北海道の対応について、コメントした。

 北海道で新型コロナの感染者数が札幌市を中心に急激に増加していることを受けて、鈴木直道知事(39)と秋元克広札幌市長(64)は札幌市民に対し、不要不急の外出自粛を要請する方針を表明。さらに道内の他地域への往来も控えるよう要請する。
 
 新潟出身の金子氏は今月、新潟県警南魚沼署で集団感染が発生したことを例に挙げて、「新潟もクラスターが出ましたが、それも札幌に旅行に行ったかたが持ってきたということですから、やはり観光地である札幌市において全国各地、そして道内での感染拡大というのが疑われる。これからも心配されるということでの対応だと思いますね」と推察した。

 今回の要請について、パーソナリティーの斉藤一美アナウンサー(52)の「実質的に北海道発着の『Go Toトラベル』を控えるように言っているようなもの。また道民も我慢するので、他の都府県から北海道に来ないでいただければありがたいとも受け取れる施策だと思う」との意見に対して、金子氏は「(政府の)分科会はレベルが上がり3になったら、『Go Toキャンペーン』『Go Toトラベル』に関しては対象外にしましょうと提言していますけど、今そこに踏み込んでいない。やはり全国的なレベルと北海道のレベルがまだ違うとか、言い訳のようなものがあるわけですよね」と指摘。「ただ私もこれ、少し臨機応変な対応をしたほうが良いのではないかなと。自治体側もそのように対応を望んでいるのであれば、やはり国も柔軟な対応をしたほうが、手を打つのが遅かったら元も子もないと思いますよね」と言及した。
 
 鈴木知事と秋元札幌市長は北海道独自の警戒ステージを札幌市を対象に、現在の「3」から「4」に引き上げられる可能性を検討しているという。金子氏は「観光地として少しずつ動き出していて、期待している関係者のかたもいらっしゃると思いますが、安心しないと今度は本当に人が動かなくなる。早めの手を打つということを第一波で学んでいるはずだと思うんですけどね」と私見を述べた。

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