22年大河「鎌倉殿の13人」松平健「血潮躍る」大河8作目は平清盛!三谷作品初参加「楽しみ」

[ 2020年11月16日 10:31 ]

2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に平清盛役で出演する松平健
Photo By 提供写真

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏(59)が脚本を手掛け、俳優の小栗旬(37)が主演を務める2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に、俳優の松平健(66)が平清盛役で出演することが16日、番組公式ツイッターで発表された。松平の大河ドラマ出演は17年「おんな城主 直虎」以来、5年ぶり8作目。三谷作品は初出演となる。三谷氏自らが動画で官房長官の記者会見風に発表し、この日から5日間連続で総勢24人の第1次出演者を発表する異例のスタイル。1979年の大河「草燃える」で北条義時を演じたこともある重鎮・松平が3人目に名を連ねた。

 大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府の第2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏が04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗が大河初主演に挑む。

 松平の大河出演は過去7作。77年「花神」時山直八役、79年「草燃える」北条義時役、82年「峠の群像」石野七郎次役、99年「元禄繚乱」色部又四郎役、02年「利家とまつ~加賀百万石物語~」柴田勝家役、05年「義経」武蔵坊弁慶役、17年「おんな城主 直虎」武田信玄役と「どの役もとても魅力的で演じ甲斐がありました。時代という大きなうねりの中を、血潮を躍らせて役に没頭できるのが大河ドラマの醍醐味だと思っています」と日曜午後8時の歴史を彩ってきた。

 今回演じるのは、源氏の宿敵で日本を支配する平家の総帥・平清盛。「平清盛は、700年続く武家政権の祖です。地下人から太政大臣まで上り詰めながら、貴族化していく姿は源氏への戒めの姿でもあると思います。源氏の遺児たちの命を奪わなかった情が、自らを窮地へ導く。清盛の激しい生き様、抑揚をつけてしっかりと演じたいですね。諸行無常、盛者必衰をもって、時代のバトンを鎌倉へと渡したいと思います」

 三谷作品は初参加。「物語を組み立てられるその独特の視点に、いつも引き込まれていました。これまでの三谷さんの大河作品も、悲劇を描きながらコメディー的要素も忘れない。登場人物の1人1人の息使いまでもが細やかに描かれて、緩急の効いた筋運びが心地良かったですね。私が演じる清盛も、三谷流でどのような人間臭さあふれる人物になるのか楽しみにしています」と撮影を待ち望む。「今回は、ほとんどの方が初共演となります。皆さんと呼吸を合わせて、同じ時代を駆け抜けていきたいと思います」と“初心”も明かした。

続きを表示

2020年11月16日のニュース