22年大河「鎌倉殿の13人」に小池栄子、愛之助、松平健、佐藤二朗!異例5日連続発表 初日から豪華布陣

[ 2020年11月16日 10:46 ]

2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の人物相関図。小池栄子、片岡愛之助、松平健、佐藤二朗の出演が決まった(C)NHK
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 ヒットメーカーの三谷幸喜氏(59)が脚本を手掛け、俳優の小栗旬(37)が主演を務める2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の新キャストが16日、番組公式ツイッターで発表され、小池栄子(39)片岡愛之助(48)松平健(66)佐藤二朗(51)の出演が決まった。小池が主人公・北条義時の姉にして鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の妻・北条政子、愛之助が義時の兄・北条宗時、松平が平家の総帥・平清盛、佐藤がタイトルにある“13人”の1人にして頼朝の側近・比企能員(ひきよしかず)を演じる。三谷氏自らが動画で官房長官の記者会見風に発表し、この日から5日間連続で総勢24人の第1次出演者を発表する異例のスタイル。初日から豪華キャストが名を連ねた。

 午前10時、七三分けのヘアスタイルにスーツ姿の三谷氏が壇上に現れ「これより『鎌倉殿の13人』、第1次キャスト発表をさせていただきます」。15分おきに1人ずつ、出演者を発表した。小池、愛之助、松平に続き、佐藤の名前を読み上げ「本日は以上でございます」。初日のキャスト発表は4人となった。

 大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府の第2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏が04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗が大河初主演に挑む。

 小池が演じるのは、義時の姉にして鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の妻・北条政子。女将軍として君臨した。「北条政子を演じさせていただけるとは…」と驚き「女として、母として、強く、愛に生きた政子は『一途』という言葉がピッタリな最高にカッコイイ女性だと思います。1年半、政子を誰よりも愛し、政子と心中する気持ちで演じさせていただきたいと思います。『猛女』とよく例えられますが、そうではない、それだけではない魅力的な政子として視聴者の皆さまの記憶に残れるよう気合を入れて頑張りたいですね!」と並々ならぬ意欲を示した。

 愛之助が演じるのは、義時の兄・北条宗時。平家打倒を訴える熱き夢想家。「北条宗時は私とは真逆の人間。夢に生き、夢に散った男だったと知りました。打倒平家に燃えたその夢想家の熱意は相当なものだったと想像がつきますし、今回はその熱量をいかに表現できるかに懸かっていると感じています。自分とは正反対の生き方をした武将を演じられることに今からワクワクが止まりません!とはいえ、宗時は歴史文献にもあまり記録が残っていない人物。その宗時が三谷さんの脚本でどう描かれるのか、非常に楽しみです!」と高揚している。

 松平が演じるのは、源氏の宿敵で日本を支配する平家の総帥・平清盛。「平清盛は、700年続く武家政権の祖です。地下人から太政大臣まで上り詰めながら、貴族化していく姿は源氏への戒めの姿でもあると思います。源氏の遺児たちの命を奪わなかった情が、自らを窮地へ導く。清盛の激しい生き様、抑揚をつけてしっかりと演じたいですね。諸行無常、盛者必衰をもって、時代のバトンを鎌倉へと渡したいと思います」

 佐藤が演じるのは源頼朝の側近で、タイトルにある“13人”のうち1人・比企能員(ひきよしかず)。北条家と火花散る権力闘争を繰り広げた。「一歩間違っていたら、執権は北条でなく比企だったかもしれません。歴史の裏には必ず、涙をのんだ悲運の敗北者がいます。そうした歴史の表舞台に立てなかった人物を演じるのは、ある意味、役者冥利に尽きます。精いっぱい、歴史の裏側、影を輝かせたいと思います」と全力を挙げる。

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2020年11月16日のニュース