歌手の中村泰士が肝臓がん 転移はなく経過は良好 活動は継続

[ 2020年11月16日 17:33 ]

14日にビルボードライブ大阪でライブを開いた中村泰士(本人のフェイスブックより)

 「喝采」「北酒場」などの大ヒット曲の作曲家としても知られる歌手の中村泰士(81)が肝臓がんを患っていることが16日、分かった。

 所属事務所によると、9月末ごろに体調不良を訴え、10月初旬に大阪市立大医学部附属病院で検査を受けたところ、肝臓に腫瘍があることが判明。その後、入院して約2週間にわたって抗がん剤による治療を受けた。転移はなく経過は良好で、今後は治療を受けながら歌手・創作活動を続けていくという。本人もこの日、フェイスブックを更新し、「最先端治療を受けさせて頂き、生きて!音楽人生最終章を完結させたいと願っています」などと綴った。

 14日には大阪市内のビルボードライブ大阪で「G POPナイト!」と題したワンマンライブ2ステージを開催。ギター弾き語りで「喝采」などヒット曲や元号が令和に変わったことを記念して作った新曲「新時代」、「一本の鉛筆」など14曲を披露していた。
 今年はコロナ禍で予定していたライブ活動の多くが中止を余儀なくされた一方、創作活動に集中。11日には漫才のオール阪神・巨人の結成45周年を記念し、2人に提供した楽曲「誠!!浪速の晴れ姿」が配信リリースされている。

 中村は「時代、ジャンルを越えたGentle(穏やか)、Gold(輝く)、Great(優れた)な楽曲を「G POP」として歌い継いで行く活動に、残りの音楽人生を捧げる」とかねてより公言。youtubeに「G POPチャンネル」も開設し、そのモチーフに基づいた新曲を発表するなど80歳を超えても精力的に活動している。

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